無事ラファに着きました!

いろいろご心配かけましたが、無事ラファに着きました。
多くのみなさんに励ましの言葉をいただいたことに、心から感謝しています。本当にありがとうございました。
深夜0時半にテルアビブ空港着。飛行機のタラップを降りると数人の係員が。何人か質問されていたので私も?と恐る恐る階段を降りるとノーチェック。第一関門突破です。そしてバスを降り、入管カウンターに向かう長~い下り坂を歩きながら、何が目的かと聞かれたらなんて答えよう・・・と考えながら重い気持ちで向かいました。たいてい入国係官は女性です。一番優しそうな女性を選んで列に並ぶのですが、日本人というだけでみんなの顔色が変わるのでどの人も同じような気がします。いくつもの質問を受けようやくスタンプをもらった、と思ったら、パスポートをじっと見て5分近く沈黙です。どうしよう・・と焦りましたが、私の出方を待っているのかも、と思い私も何も聞かずじっとその5分を待ちました。そしてら、何の質問もなくポンとパスポートを渡されました。入国が認められた瞬間です。通常日本人ならほとんどの国は何の問題もなく入国パスです。でもイスラエルは違います。本当にその質問の多さにうきうきと入国できる国ではありません。でも数時間待たせられることもなく、3時前にはホテルに着くことができました。
そして翌日は、いよいよエレズ検問所です。エレズ検問所は大きく様変わりし、空港ターミナルのような巨大な建物になっていました。これまでの手順とも全く違います。カウンター越しに交渉を重ねてきたかつての検問所は姿を消し、ひとつひとつブースに区切られ、温情なんて通じないぞという気配を漂わせる冷たい空間になっていました。ここでもいろいろな質問を受け待つこと1時間、ようやくガザ入域の許可が出ました。検問所とパレスチナを結んでいた長いトンネルがあったのですが、それは見る影もなく全て破壊されていました。イスラエル側は巨大なビル&立派な施設ですが、いったんその領域を出ると荒れた道路に変わり延々とパレスチナサイドまで荷物を引っ張り歩かなければいけません。トンネルを歩いていてもその両脇で銃声が聞こえていたものです。その壁さえ取り払われ、身を守る物がない野ざらし状態の道を歩いてガザ入りです。

(昔は真ん中の道路がトンネルで覆われていました。今は取り壊されこの近くで銃撃があればそのまま身の危険が迫ります。奥に見えるのが、エレズ検問所です。)
パレスチナサイドでの手続きは一切ありませんでした。昔はパスポートのチェックぐらいはありました。でもハマスになってからはそのような手続きも一切なく、どこからがガザなのかわからないまま迎えのバスに乗って一路ラファを目差しました。
いろいろありましたが、無事ラファに着き由美ちゃんとも再会を果たしました。
今回ちょっと弱音をブログに書いてしまいましたが、皆さんの励ましの言葉を読んで涙が出てきました。本当に心の支えです。ずっとラファに住み続けている由美ちゃんはもっと寂しい思いをしているわけですから、いろんなことに負けずに頑張って過ごしたいと思います。たった数日間の滞在ですが応援してくださる皆さんに少しでもこちらの情報をお知らせできるよう頑張ります!

無事ラファに着きました!」への3件のフィードバック

  1. akiちゃん、無事到着よかったよかった。
    いつ聞いても大変ですね、ラファまでの道のりは。
    そこで仕事を続けてる由美ちゃんも本当にすごい!!
    akiちゃんもみんなに会えて少し元気が出たかな?
    お二人とも無理をしないで、お体に気をつけてくださいね。
    ※ブログは毎日チェックしてますよ。
    でも書き込みはときたまです。ごめんなさい。

  2. やったぁ~!akiちゃん、無事にラファに着いて、由美ちゃんと会えたんですね。よかった。
    行く度に状況が変わっていて、驚くことばかりですが、入国できたのは、akiちゃんの経験のなせる業、すごいです。
    由美ちゃんも、akiちゃんの来るのを、首をなが~くして待っていたでしょうし、積もる話もあるでしょう。
    サッカーも勝利したとなると、やっぱりakiちゃんは女神さま?(いつもおつぼねなんて言ってごめんなさいっ!)

  3. akiちゃん、ホントに無事で良かったです!!!!!
    地球のステージはスタッフみんなのパワーの結集で成り立っているんですよね。
    いつも素敵な仲間でいいなあと感動しています。
    輝いているakiちゃん、とっても素敵だけど、頑張りすぎないでね。
    akiちゃんに22日にまたお会いできるのを楽しみにしています。

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