今日は早々にエンテベを発ち、北部の街アルーアまで飛んでそこでSPJの現地駐在員、松本さんと合流しました。
空港は建物もないようなだだっ広い平原のようなところでしたが、それでもそのゲートの出口にエボラ出血熱を予防するための検疫所が設けられており、手を洗い、熱を計って今後の予定と連絡先を記入します。実はコンゴ国境が近く、先日もエボラ出血熱で亡くなった人が近辺で出ているための措置です。
国境の不安定さは難民だけでなく、そんな疫病によるものもあると言うことです。
さて、今日の活動は子どもたちの試験日が突如移動になったということで、急きょなくなりました。まあ良くあることです。
そこで今後の打ち合わせと、UNHCR(国連難民高弁務官事務所)のトップが面会したいとのことで出かけました。
このユンベのサブ・オフィスの代表はトーマスさん。非常に親日家で日本にも何度か行ったことがあられるとのこと。そして日本がHCRに多額の支援をしてくれていることに、ことのほか感謝されていました。
このUNHCRの現場でも心理社会的ケア(サポート)は非常に必要性が高く、誰もが必要だと思っているとのこと。この地における心理社会的ケアの展開に大いなる期待をされていました。
さて昨年使っていたホテルは水が全く出ず、ここではやっていけないということでもう一つのホテルに移りましたが、完全にプレハブの「小屋」です。でもまあ、屋根があるだけ良いかと思い水をひねれば、当然ですがお湯なんて出ません。久しぶりの水シャワーの毎日が始まりました。それでも上から水が落ちてきてくれるだけでラッキーです。通常は桶で水をくみ上げなければなりませんから。
そして電気は屋根に上がった小さなソーラーパネル。これも天気が悪ければ蓄電しないし、使いすぎれば「停電」となります。う〜ん、あくまで国境の街はエキサイティングです。
桑山紀彦