今日は2週間ぶりの公演でした。
ウガンダ行きが8月に延期になったこともありますが、何よりこの暑い7月に学校の体育館で「地球のステージ」を呼ぼうとする学校が激減したことが影響していると思いました。
「暑い体育館で生徒が倒れでもしたらどうする」
そんな空気が全国学校の中に流れ、その影響でこの7月は実に公演がたった2公演という異例の事態に遭遇し焦っていましたが、実際今日の鶴岡一中の先生にもこの点を大いに心配していたと言われた時に、今後は7月の公演はほぼなくなっていくのではないか、と思いました。だって、今日の一中の体育館はかなり「涼し目」であり、この気温でも心配されるとしたら大抵の学校は「7月は絶対無理」となるように思ったからです。
そんな状況を打破しようと、現在「地球のステージ」は5000ルーメンという高照度のフルハイビジョンプロジェクターを用意しており、体育館の暗幕を半分以上開けても大丈夫な仕様としています。だから7月でも風通しよくステージ公演が出来るようになっているので、学校の皆さんには引き続きこの7月は考えていてほしいと思います。
6月末の期末テストが終わり、夏休みまでの、比較的時間のあるこの時期の公演は本来とても多かったですから…。
さて、今日も鶴岡一中はすばらしい生徒さんたちで、3巡目の1番でしたが、よく聞いてくれたと思います。そして後ろには「地球のステージ」の初代事務局長、井東敬子さんが聴いていてくれました。敬子ちゃんはまだ山形に事務所があった時、初代の事務局長でもあり、映像担当でもありました。当時は映像をS-VHSで出していましたが、何を思ったかフィリピン篇の時突然イジェクトボタンを押し、画面が砂の嵐になった時がありました。後で聞いたら、「ぼ~っとしていた」とのこと。すごい大物です。
「地球のステージ」の後は静岡県にある自然体験学校「ホールアース」に努め、PA(Project Adventure)の手法を学び、津波の直後には被災した子どもたちの宿泊学習を担ってくれてりました。
今は元博報堂勤めのご主人と鶴岡に住み、6年生の晴太郎(はれたろうくんと3人暮らし。彼の小学校は先日の震災で相撲場が倒壊した鶴岡市立大泉小学校です。なんと来年は鶴岡一中に入学予定。なんとしても来年続けたいものです。
こうして過去に一緒に働いた人とつながり、昔を懐かしみつつ今の生き方を情報交換することができることの幸せをかみしめています。もう二度と会えないような関係になって辞めていくのではなく、辞めてもつながれる関係性こそ大切だと思います。その意味において敬子ちゃんはすばらしい財産であると今日も感じました。
鶴岡一中、ぜひ来年も!!
桑山紀彦