今日は福島県、南会津地方の只見町でのステージでした。
この時期の東北は緑が美しく、すがすがしい風が吹いています。38年間そんな東北で過ごしてきているため、懐かしい気持ちになりました。どこまでも続く山の稜線。流れる河。たどり着いた只見町は残雪残る浅草岳が見守る、静かなたたずまいの街でした。
この街の渡部教育長が2年前の仙台ユネスコの大会で見てくださり、町をあげた学校公演会に呼んで下さったのです。只見の子どもたちは本当に素直で、まっすぐ。心の芯が出来ているなあ、と思う。何せ誰も「静かにしてください」などという必要もなく、周囲の状況を理解して静かになる。しっかり次の進行を自ら待てる。恐るべし!です。
でも人口は減少の一途をたどり、学校も統廃合を余儀なくされています。こんなに豊かな自然と優しい人々に囲まれても、人はなぜ出ていくのか…。
みんなもっと散らばって過ごすといいのに、と思いました。校長先生、教育長が
「2番も呼びたいね~」と言って下さったことが嬉しかったです。
公演が終わると只見川をさかのぼり、会津若松によって仙台へ入りました。
明日は日本で最長公演をばく進中の八戸聖ウルスラ高等学校の14年目の公演です。
学校全体のドローン映像も使った「故郷篇~ウルスラ版」を使って公演です!
桑山紀彦