第3回ムワンガの会

今日は第3回の「ムワンガの会」でした。

これはうちのクリニックに通っている、学校になじめない子どもたち自らが「発信者」として語る会です。第3回目の今日は彩佳さんの語りでした。彼女は小学校時代に両親の離婚を経験し、その後中学校2年生の6月から学校に行かなくなり、今は通信高校の1年生を2回目実践中です。

あまりの見事な彩佳さんの語りに、今回も圧倒されました。

やはり当事者の持つ力はすごい!本当の言葉がどんどん紡ぎ出されていきます。彩佳さんがいいました。

「学校だけが世界じゃない。ぜひそれを早いうちに不登校になった子どもたちに伝えたい。そして外の世界には多くの大人たちがいて、いろんなことを学ばせてくれる。だから見えていないだけで、世界は拡がっているのだということを伝えたい。」

そんな彩佳さんの語りには実のお母さんも参加して、質問も多く盛況の中に終わりました。

これからもこのムワンガの会は続けていきたいと思います。国際協力と「地球のステージ」公演を中心に生きてきた自分だけれど、ここへ来てニッポンの子どもたちに何が出来るかを真面目に考えられるようになっています。

日々の外来、ムワンガの会、GIKOK(学校に行かない子どもたちを支える親の会)という様々なインターフェイスを用いて、学校と格闘する子どもたちとその保護者を支えたいと思っています。

桑山紀彦

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