文部科学省が進める「津波後の学び」事業。その予算を獲得し、宮城県教育委員会と共に展開する「地球のステージ」公演もあと2回となりました。
4年間も続いている現状で考えれば、来年度以降はこのスキームの獲得が難しいかもしれないため、この宮城県における「学校負担のない公演」はあと2回で終了する可能性があります。そのあと、宮城県公演が激減する可能性もあります。なんとかしないと…。
今日は利府中学校でした。佐藤校長先生とは長いつながりで、今回もまた呼んでいただけました。3年生が卒業した今、校内は2/3の生徒数となっていますが、今日はあえて1年生のみの参加という贅沢な環境です。みんな背筋を伸ばし、しっかりと聴いてくれました。やっぱり宮城県の子どもたちはとても落ち着いています。
こうして津波後の宮城県における子どもたちの心の成長に、少しばかりではありますがかかわることができて大変光栄でした。明日はついにこの事業としては最後になるであろう登米市の登米(とよま)中学校でのステージです。有終を飾らねば!
それにしても今日も震災担当の武田絵莉香と共に行動しましたが、3月11日の「追悼の集い」は大変高い評価を頂いており、各所からお褒めのことばを頂いております。8年目にして尚、しっかりと「あの日」と「それから」、そして「これから」についてまじめに考えながら進んでいく「閖上の記憶」の活動がしっかりと評価されていることを誇らしく思います。
「地球のステージ」の中では最年少のフルタイムスタッフ、武田絵莉香ですが皆様に育ててもらっております。
ありがとうございます。
桑山紀彦