今日は5時前に動き出し、6時40分の飛行機で福岡に飛びました。
今日は福岡県糸島市の「人権同和教育研究大会」でのステージ。水崎先生、塩田先生、堀田先生など、とても交流の深い福岡県の先生の中でも濃い先生が教鞭をとる糸島市での公演でした。
9時30分に訪れたのが「大刀洗平和記念館」。そう、「ゼロ戦と大地」でおなじみの稔伯父が学んだ大刀洗の航空学校跡に立つ記念館の館長にお目にかかりました。
この夏預かった伯父の遺品、約6点を預け、それがどんな名前のもので何を意味するのか検証してもらうために立ち寄りました。館長はどれも非常に保存状態が良いことに驚かれると同時に、伯父の学んだ軌跡を追加して教えてくれました。
昭和20年初頭に卒業した伯父は大刀洗の分校に進みました。それは神戸以西で19あった分校の中でも実にたった3つだった韓国国内の大田(テジョン)の分校に進んだとのこと。そして厳しい訓練によりどんどん空をあきらめていく人が多い中で、戦闘隊員になっていたこと。相当の操縦の腕前であったことを教えてくれました。伯父はなかなか自分では自分のことを自慢しない人なので、余り伝わらなかったけれど、本当に優秀なパイロットであったようです。
遺品に関しては一旦預けてしまうと、記念館の所蔵品となり一切外に持ち出すことは不可能であると館長に伝えられました。それが故に館長としては、
「”地球のステージ”公演で展示を考えられているのであれば、預からない方がいいでしょう。もう外での展示の可能性がない時に預けてくだされはしっかり預かります。」
とのこと。鑑定が終わったらどうするのか、長男の弘幸さんに相談していきたいと思いますが、僕としては展示の許可を求めていきたいと思います。
12月24日に山元神父様の小郡カトリック教会で「地球のステージ~世界の平和のために」というステージをさせてもらえるかも知れないので、館長はじめ多くの関係者の方に見ていただきたいこともお伝えしました。
伯父の大切な空を飛ぶための物たちが74年ぶりに大刀洗に還ってきたことを伯父は喜んでくれたことともいます。出来れば伯父と共に還りたかったですが…。
さて、糸島市のステージは実に800人を超える教職員の皆様、一般の皆様でほぼいっぱいとなり、この分野での意識が非常に高くていらっしゃることを感じました。今年も12月25日、福岡県の先生方との定期公演が、久留米の一番大きいホールで開催されます。熱い福岡の先生方との再会です。
さて、明日は松本のステージです。
日時:2018年8月26日(日)13:30開演(13:00開場)
会場:SWEET WORK
長野県松本市大手4-1-13 スイート縄手本店3F
料金:一般 1,000円、大学生以下 500円
当日券のみ、全席自由
内容:地球のステージ MATSUMOTO8~空を見上げて
お待ちしております!
桑山紀彦
作品はありがとうございました。堀田です
昨日あげたFBの内容紹介させていただきます
今日は糸島市内の先生方や地域の方、行政関係機関の方が参加する人権同和研修大会があり、そしてその会で記念講演をしてくださった桑山紀彦さんが美術館に来てくださいました。
東日本大震災の1年ほど前に精神科の医師である桑山先生のクリニックの開業に合わせ、養護教諭の水崎先生にこの絵(これは習作)を依頼され描かせていただきました
しかしクリニックが被災…
絵のことなど聞くことさえ許されないほどの閖上の悲惨な現実でした。
色んなもが浸水したり、落ちて駄目になってるなか水崎先生の願いや桑山先生の言魂がそうさせたのか私の作品は残っていてくれたことを数カ月後に伺いました。
今は神奈川県海老名市のクリニックでこの絵が不登校の子どもたちの癒やしになっていると伺いました。
縁もゆかりも名もない私の作品はを遠くの地で大切にしてくださっている桑山先生本当にありがとうございます!
おかげで美術館も大盛況でした