今日は日航機墜落事故から33年目の夏でした。
31回目と今回で2回目の慰霊登山に参加させてもらいました。
今回は津久井やまゆり園でお子さんを奪われたあるお母さんと一緒に登りました。
日航機墜落事故の「8.12連絡会」事務局長の美谷島邦子さんにどうしても会ってほしかったからです。
でもなかなか決心できない中、毎日新聞記者堀さんが粘って粘って、ついにお母さんは山に登っていきました。そして美谷島さんと一緒に参道を行きながら、美谷島さんは一つ一つを丁寧に説明くださいながら一緒に登って下さいました。感無量でした。
そして、「昇魂の碑」の前では大川小学校のご遺族、紫桃さんともあえて、お母さんは一生懸命紫桃さんの言葉に耳を傾けてくださっていました。
「語ることで心の整理が進み、命について伝えられるようになります。ぜひたくさん語って下さい。」
美谷島さんも、
「これでつながれたからね。ずっと一緒に歩んでいきましょう。」
障がいを持っていると言うことで事件以降も匿名性ばかりが先走る津久井やまゆり園殺害事件。お母さんがどれほどご自分のお子さんを愛していたか、私たちは知っています。
今回の御巣鷹山の慰霊登山を一緒にできて、お母さんが少しでも胸を張ってご自身のこと、お子さんのことを語れる日が来ることを強く望んでいます。
毎日新聞記者、堀さんの熱意をお借りしながら、これからも関わっていければと思っています。
さあ、次は3月11日です。
桑山紀彦