今日は10時から新生「閖上の記憶」の開所式典でした。
マスコミ各社の皆様に集まって戴き、全国から駆けつけて下さった皆さんで館内はいっぱいになりました。
館長の挨拶、桑山からの付言、そして遺族会から大川ゆかりさんの言葉。
みんな子どもたちの慰霊碑が小中一貫校に行ってしまった寂しさを語りつつも、これからも「閖上の記憶」は子どもたちのことを見守りたいし、距離は離れていても気持ちは同じということが確認できたように思います。
新作のビデオも評価は上々。ナレーションは急場しのぎで自分でやりましたが、
「そのままで良いんじゃないの」
というお褒めの言葉も頂き、まずは何よりでした。
そして小齋館長の「閖上ウォーク」。久しぶりに参加しましたが、やはり小齋さんの語りには迫力と説得力がありさすが!だと思いました。
長くなりがちなところが唯一危惧するところですが、今回がほどほど時間も気にして戴けて、ちょっと伸びたくらいで「閖上の記憶」に戻ってきました。
7月に予定しているシリアの皆さんの研修事業。これはUNDP(国連開発計画)シリア事務所が「地球のステージ」に委託してきてくれたものですが、その後半の東北研修があります。そのまさに実践を小齋館長にお願いしようと思っていたので、同行した当方の担当、絵美さんもイメージがわいたようでした。
これから「閖上の記憶」はそうやって世界が相手です。
紛争であっても、自然災害であっても心の傷は同じものです。そんな心の傷を癒やすために何が必要なのか、それを学べる場所としての「閖上の記憶」がこれからの大きな役割を求められているように思います。
皆さんも新しくなった「閖上の記憶」に是非いらして下さい。そして、海老名の隣、愛川町から運んだ西野建築社長直々お手製のトイレも使ってみてくださいね!
お待ちしております。
お機会を作って一度見に行きたいと思っています。