ミャンマー、活動3日目

今日は朝からミャッセミャー村の小学校に、現在支援している子どもたちみんなが集まってくれて、一人一人に里親の皆さんへのメッセージを撮るという仕事から始まりました。

低学年はまだまだシャイ(恥ずかしがり屋)ですが、高学年になるに従ってはきはきと自分の思ったことが語れるようになっています。こういうときに成長を感じます。

カメラ目線でしっかりそのレンズの向こうにいる(と想像する)里親の皆さんへメッセージが残せるミャッセミャーの子どもたちにたくましさを感じました。

その後「ニッポって何?」というテーマで組んだKeynoteをみんなに見てもらいました。前回の反省から3300ルーメンという明るさのお手軽プロジェクター(なんとお値段は16,000円~もちろんHDではありませんが)を持ち込んで教室を暗くしてのミニミニ講座です。

みんなが特にびっくりしたのは、「雪」「お寿司」「都会」「新幹線」(明ちゃんの)「ななまるとちゃちゃ~ネコ」でした。都会の写真を見た時に子どもたちから「樹が少なくてかわいそう」という感想がでたのはミャッセミャー村らしいと思いました。

一方、京都府亀岡市立東輝中学校からお借りしていた学校内の写真を使わせていただいて、「ニッポンの中学校」というテーマでみてもらった時も、いろんな反応が出ました。みんな日本の中学生が学校に入学し、教室で学び、体育祭で競い、下校していく姿にとても驚いていました。日本の中学生はとってもまじめだと感じたようです。

こうして新しい年度(6月1日より新学期)が始まるにあたって13人の新中学3年生を交え、実に42名の里親さんとつながっていく大きな事業になりました。この新規の13人のための里親さん募集は帰国後広報していきますが、是非!という皆様、このホームページやブログでその時が来たらお知らせしますので、是非このミャッセミャーの子どもたちへの教育支援をよろしくお願いいたします!

最後に最高学年高校2年生の男子が、誰かから言われたわけでもないのに最後まで残って教室の後片付けをしていました。話し合わなくてもちゃんと自分たちで役割を分担し、てきぱきと後片付けをこなしていく男子高校生をみていると、また強く心の中にある「芯」を感じました。ほんとうに豊かな村だと思います。

さて、今日のイェイェさんは紫のツーピースに身を包み登場です。今は村の女子連のファッションリーダーとしても名高いイェイェさん。豪華ではないけれど華のある清楚な身のこなしです。

 

午後から今後のスタディ・ツアーに参加される皆様用の名所開拓のためピンダヤに行きました。ミャッセ・ミャーから約1時間で行けるこの地域はまさに北海道の「美瑛・富良野」、モラビアの大草原のようにパッチワークの畑が拡がる美しいところなのです。飛行機で降りていく時に見かけて、方角で類推しついに見つけました。

360度が見渡せる丘の上に現在ストゥーパが建設中ですが、そこからの風景は完全に「パッチワークの丘」です。ミャンマーのガイドブックにはほとんど載っていなくても、こんなに美しい風景を持つ北部高原地帯シャン州。その魅力は天井知らずのように思えます。

是非皆さん、里親になっていつかこのパッチワークの丘「ピンダヤ」に!

桑山紀彦

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