7回目の3月11日

今日は3月11日。

あの日から7年が過ぎました。

長かったような、短かったような。

この7年の間、本当にいろんな事がありました。でも今日、また「追悼の集い」ができて、メンバーがみんなそろって（長男の翔也君は手術で山形に入院中でしたが）、ほっとする1日でした。

いつものようにみんなで力を合わせて、この日を過ごして7回目。2012年3月11日は慰霊碑の除幕から始まりました。

今日も、遺族会会長の丹野さんは素晴らしいタイムキープで進行の流れを作ってくれたし、大川ゆかりさんは「負けない宣言」をしてくださいました。司会だったけど涙が止まりませんでした。

遺族会が主催する「追悼の集い」は今年で最後。いよいよ慰霊碑は新生閖上小中学校に行きます。閖上の記憶はもっと海の近く「閖上朝市」の中の「メイプル館」の横に移って4月末に新しくオープンです。

移りゆく日々の中でいろんな事が変わっていきますが、変わらないのはいつも丹野さんたちと気持ちは一緒にいるという事。

今日はいい風が吹いて海の方から山の方に鳩風船は飛んでいきました。

丹野さんが「新しくできた小中学校を見に行ったんだね」といいます。本当にその通り。今日も天にメッセージが届いたと思います。

日航機墜落事故の「8.12連絡会」の美谷島さんが言いました。

「桑山さんたち、カッコいいよ。「地球のステージ」が前に前に出るのではなくて、遺族会や閖上の人たちを前に出していく。その支え方がカッコいいよ！」

32年の長い時間を歩んできた美谷島さんに言われて嬉しかったですね。

「遺族じゃないとできないことがある。でも遺族ではできないこともある。」

そのお互いの役割の分担がこれからもいい形で続いていくといいように思います。

皆様のおかげでクラウドファンディングも320万円を超え、第二目標の500万に向かっています。

来年の3月11日は月曜日です。ぐっと人は減るかも知れないけれど、この日を大切に思う人はきっと来てくれると思います。新しい「閖上の記憶」でまた来年の3月11日、みんなに逢いたい！

桑山紀彦