さて、スタディツアーの本格的な1日が始まりました。
ヤンゴン空港を1時間半遅れで出発したKBZ(カンボーズ)航空は何事もなかったようにヘイホー空港に着きました。
そして出迎えに来てくれたイェイェさん。いつものようにパオ族の「龍」の民族衣装できてくれました。全然変わりないその姿。みんな「かわい~!」と大絶賛でした。そしてミャッセ・ミャー村に着き、我が家のように思うイェイェさんの家に全員、9人がおじゃましました。
僕の念願だった夢。それはたくさんの「地球のステージ」を応援してくださっている皆さんにこの素晴らしきミャッセ・ミャー村を訪れてもらう事でした。夢がかない、思わず涙目になってしまいました。
そして、ひとしきりご飯を頂いたあとに村の小学校へ。もう既に里子さんたちだけでなく村中の子どもたちが集まってくれています。みんなに里親さんたちを紹介したあとは、今日は「運動会」と決めていたので男子はサッカー、女子はバドミントンに興じました。
これまでは神妙に人の話しを聞いたり、イェイェさんの授業を受けている「大人しい」子どもたちの姿しか見ていなかったので、サッカーで闘志むき出しにする子どもたちを見てびっくりすると共に、とっても安心しました。とっても子どもらしい姿だったからです。
うちの長男、翔也が試合に入りましたが、とにかく子どもたちのサッカー技術はうまい!日ごろからしっかりと練習している様子がよくわかりました。
そして前半・後半で4対4。PK戦に臨みました。素晴らしい展開。みんなで納得できた試合運びでした。
女子のバドミントンもみんな真剣。島根から参加の川上真樹さんはヘッド・スライディングするくらいの力の入れようでした。
ふと気づけば、村の楽団一同が応援に来てくれていて、またふと見れば村のおばちゃんたちが踊り始めているではないですか!
もう村を挙げての完璧な運動会となった1日。みんな納得と充実の時間を過ごせたと大満足でした。
夕方にはタウンジーに移動して、みんなで反省会。
「人が生きていく上で、大切なものは全てそこにある」
まさに、優しさと思いやりの村とその村人に触れて、スタディツアーの皆さんはとっても良い初日を飾ることができたようです。
よかった~!
桑山紀彦