もっと長い4日目

 今、深夜の当直中です。しんしんと雪が降り始め、クルマの上には5cmくらいの雪が積もっています。これでもか、これでもかという試練の上にさらに寒さが襲ってきます。クリニックはライフラインが戻りましたが、避難所はそうはいかないのが現状です。

 今日のミーティングで我が「地球のステージ」と京都のNGO「日本国際民間協力会(NICCO)」、そして九州のNGO「ロシナンテス」は共同して移動診療を行うことになりました。いよいよクリニックの「外」の活動の開始です。皆様からの力のこもった募金を使わせて頂きます。

 クリニックの2階の「地球のステージ」横、50畳ホールはまさに合宿所となって、複数団体による支援活動の始まります。

 一方僕たちは決心し、クリニックを開け続けることにしました。テレビでは報道されない小さなクリニックだけど、「国際」をうたってきた僕たちはここで見て見ぬふりはでききません。できる限りのことをしようと、奈実香先生と話し合い、NPO法人「ロシナンテス」の川原先生も2階に寝泊まりして、合宿所になっています。

 昨日も準夜帯に4人、深夜帯に5人の患者さんが来ました。みんな避難所生活で疲れ果てています。

 今日は12時過ぎにもう3人の患者さんが来ています。

 家も全部流された利乃ちゃんは5歳。今日の21時過ぎから吐き始めました。元々ぜんそく持ちだから咳も相まってお母さんは心配。クリニックにやってきました。

「吐き気どう?」

「うん、少しある」

「おなかは?」

「大丈夫」

「お咳でるね」

「うん、ゼンソクだから」

利乃ちゃんなりに喘息を理解してくれています。お母さんが言いました。

「うちは閖上(ゆりあげ)だから、何もかもなくして。命が助かっただけでも幸せだと思ってます。利乃はほこりっぽいところが苦手で、今の避難所だとどうしても苦しいです。おまけに逆に暖かすぎるし、食事と言ったらまともなものはなくて、お菓子ばっかり食べるようになってるのも心配です」

 利乃ちゃんのズボンの裾には泥がこびりついていました。

「逃げるのが精一杯で・・・。着るものもこれだけで・・・。この子の泥も洗ってやれなくて・・・。」

 利乃ちゃんはお母さんの涙目を不思議そうに見ていました。

「じゃあ利乃ちゃん、今からお薬出すからね。イチゴ味のものだから飲みやすいよ」

「うん」

 利乃ちゃんはうちの内科外来においた大きなトトロ(京都の三年坂で買いました)が気に入ったみたいで、

「じゃあ、トトロにバイバイする~」

 トトロを持って出口から見送りました。深夜の1時30分です。

「おかあさん、調子悪いようならいつでも来てくださいね。」

「はい、“国際さん”のおかげで、ってみんな本当に安心してます。」

「いえいえ・・・。」

どうやらうちは「国際さん」と呼ばれているようです。

「国際さんはいつもそこでやってるからって、みんな言ってますよ」

「ありがたいことで。うちは世界中に支援してくれる仲間がいて、上にも仲間の団体が来てくれてるし、看護師さんも上山市やら東京やらから来てまして。いつもブログの書き込みで励まされてるんです。」

「頼りにしてます」

 これが僕たちにできることです。

 利乃ちゃんの住んでいた閖上に行きました。もうそこに街はありませんでした。これはうちのクリニックから7,8分です。たくさんの患者さんが来ていました。ここにあった2つのクリニックは全壊なので、行き先を失った患者さんたちがうちのクリニックに詰めかけていらっしゃいます。やっぱり僕たちはFrontlineです。

1

いつも通ってきた路(仙台東道路)

2

閖上集落の入り口

3

何もかもなくなった街(クリニックから5分)

 緊急事態で山形に拠点を移した「地球のステージ」の事務局を預かる石橋優子ちゃんと話しながら、3月はほとんどのステージを一旦中止ないしは延期させて頂きました。しかし、今週土曜日の愛知県大口町の「地球のステージ」だけは行う予定で動いています。山形空港から飛ぶことができそうなので、燃料の消費を避けられるメリットがあることと、大口(おおぐち)町役場の皆さんが「こんな時だからこそ、ぜひ桑山に来てもらおう」という気持ちが強いと聞いてありがたい思いです。

 まだ未確定なところはありますが、土曜日はとんぼ返りではありますが大口町のステージで皆さんに逢えると嬉しいです。

 そして21時。大きな揺れが来ました。

 ラジオでは静岡の地震と福島県沖の地震を報道しています。そして一言、

「津波の危険に備えてください」

 この時点で一気に

「待避~!、待避してください~!」

 と桑山が発しました。今回の揺れは大きかったし、津波の危険性が少しでもある場合は待避を命じるのが院長の役割です。

 大の大人たち10人は、すぐ近くの避難所「下増田小学校」に向かいました。一番最後を見届けるのが桑山の仕事なので、一番あとに入っていったら避難所のみんなに、

「なんだ先生か~、大人がこんな夜に大挙してくるから何かと思ったよ~」

「いや~、クリニック開け続けているけど、やっぱり待避は迅速にしないとね~」

「そりゃそうだ~」

 ここで津波の危険性がないとラジオ報道。

「津波の危険性なし!一同帰還します~!」

 と桑山がまた号令。その横で明ちゃんが笑い転げています。

「いや~、これってすごくない?”国際さん”から、大人がぞろぞろといきなり逃げてきて、そんで安全とわかると、“お騒がせしました”って、これは話題になるかも」

 確かに・・・。

 僕たちはこの地震と津波から何を学べるか、を今試されているのだと改めて思いました。

桑山紀彦

もっと長い4日目」への34件のフィードバック

  1. 桑山先生…先生をこのブログでしか確認出来ない今…
    これが唯一の繋がりです…
    今また余震がありました…
    何か書かずにはいられなくってコメントしてしまっています。
    あの通ってた町がその近くがこんな姿になってるなんて…
    先生の病院が皆の救い…心の砦
    近くに病院があって
    お医者さんがいると皆の先生なんですね…
    私にはとても遠い想う事の出来ない今の先生…
    でも毎日のブログ更新
    写真の中の先生…
    どうかお気をつけてください。
    言葉をどうつづってよいのかぁ…
    こんなコメントでも先生の目にはうつっているのかなぁ…
    トトロや色んなぬいぐるみたちにも
    避難している子供さんたちの癒し?
    一瞬の気持ちゆとりでしょうか…になってあげてね。
    箱庭のトトロとかもそれに入るかなぁ…
    桑山先生本当に寒いですし
    疲れもあるでしょうが
    先生が倒れませんように…
    山形のこばやしようこでした。

  2. 桑山さん、当直お疲れ様です
    私も笑ってしまいました!
    そして、1日も早くたくさんの方が笑顔で過ごせるといいなと思いました。
    余震等、
    本当にお気をつけください(> <)

  3. 桑山先生、毎晩お疲れでしょうに、ブログを書いてくださって、ありがとうございます。
    毎晩読みながら、長崎で被爆しながらも診療を続けた秋月医師のことを思い出しています。それから、あの「ガザ空爆」の時の現地からのレポートも。
    本当に、先生は「フロントライン」ですね。
    仙台でホスピスの看護婦をしている友人も、ずっと病院にいるのだと今日わかりました。
    私は友人たちの安否確認を続けながら、全国の友人たちに「地球のステージ」のことを伝えています。
    札幌も雪でした。それぞれの「フロントライン」で、明日もがんばりましょう!

  4. 桑山先生、スタッフの皆さん、本当にお疲れ様です。どうぞお体に気をつけて!
    あ、先生、先生の応援団は日本だけじゃないですよ(笑)。
    シアコムでは生徒による募金活動もはじまっています。

  5. 更なる追い討ち「雪」朝方の寒さ…このように身も心ボロボロになっているはずです。しかし明るいニュースもあります。それは新しい命が生まれています。このニュースは心の底から喜んであげたい。一歩一歩ずつ日本が明るい国になるように頑張りましょう。

  6. さらにふんばるのだ!桑山!
    私もさらに桑山の後押しが出来るように島根でふんばるよ!

  7. 当直お疲れ様です。
    「国際さん」と呼ばれてすっかり地域に定着したようですね。
    地域の皆さんの安心を叶えているんですね。近くにドクターがいると思うだけで安心ですものね。
    危険を察知したら後で笑われようとちゃんと避難してくださいね。
    被災地の皆さんには疲れもたまってきてしんどいことと思います。救援が行き渡るように願っています。

  8. 「国際さん」ていいですね。ホントに地域の病院って感じがして。
    寒さが増して、今日も来院される方が沢山おられるでしょうね。区切りのない状況で、クリニックの皆さんも大変ですが、今こそ一層の力を発揮できるのも「国際さん」ですよね。

  9.  皆さまの温かい励ましのコメントは毎日印刷して母に渡しております。何もしてやれない忸怩たる思いの飛騨高山の我ら家族一同ただただ感謝を申しあげるだけです。
     母の言葉を伝えます。「できるだけものを食べること。できるだけ睡眠をとること。」

  10. 桑山先生
     四谷ゆいクリニックの阿部です。診療が忙しくてなかなかメールができませんでした。被災して救援、そして今度は日本、本当に世界の人たちを助ける星の下に生まれてきた人なんですね。薬品等医療品が不足しているのでしょうけれど、今のところ、東京から届ける手段がありません。後方支援としてできる限りのことはしたいと思いますので、必要なことがあれば何でもご連絡ください。今のところ日常診療に追われ、そちらに応援に行くことはできません。十分自分のお体に注意をされ、被災者の救援をお願いいたします。

  11. 桑山先生
     ご無事で安心しました。
     困っている人たちのために、がんばってくださいね。
     去年、会いにきてくれてとっても嬉しかったです。
     愛媛の地から、応援していますよ!

  12. 先日の日記にコメントさせて頂いた者です。
    先ほど友人から連絡があり
    東北国際クリニックさんで
    薬を処方してもらえたと聞きました。
    本当にありがとうございます。
    向精神薬で特殊な薬なので
    どこにも処方してもらえず
    地震・余震の恐怖、津波の恐怖、被害の大きさのショック、薬が無くなってしまう不安
    様々な物に押しつぶされかけていた友人。
    泣いていました。
    有難かったと。
    遠く離れた地にいる私には
    今は祈る事しか出来ずにもどかしいですが
    それでも
    祈り続けます。
    本当にありがとうございました。

  13. 御無事で何よりです。フィリピンからでは何もできませんが、少しでも早く、皆さんが平穏な生活を取り戻せるよう、お祈りしております。
     5月に一時帰国予定です。何かお手伝いできることがあれば、と思います。その時にはまた連絡させていただきます。

  14. 桑山先生のJICAでの講演を一昨年聞いた友人の紹介で活動を知りました。応援しています。
    義援金の振込口座ですが、ゆうちょ銀行以外の銀行から振り込む場合、支店名と異なった口座番号が必要です。
    以下記述しますので、ご案内に追加されてはとおもいます。
    支店名 二二九
    口座番号 0087792
    東京で毎日節電生活をしてます。
    お身体に気をつけて一人でも多くの方の支えになってあげて下さい。

  15. 国際さんのみなさんは本当に明るくて強いですね。
    現地の笑顔が垣間見得たことが、なにもできない私たちの励みになりました。
    これからも継続して節電をし、募金で応援できればと思います。
    そして、東京で不自由なく暮らせているわたしたちの他の役目は経済を止めないこと。
    異常な買い占めをするとかじゃなくて、日常を守ること。
    それをしないと、お金つくれないですから。
    今日も空を見上げて、できることやります!(^-^)

  16. 紀彦さん
    小椋康正です。
    無事で何よりです。
    HP上のメールアドレスにもメッセージを送りました。
    小椋の人間皆で心配しており、
    何かご協力できる事を考えています。
    物資を送る方法はありますでしょうか?
    また、私だけでも、一日、二日だけでもお手伝いに行きたいのですが、
    自粛した方が良いとの事で、、、。
    出来る限り早い段階で行きたいのです。
    昨日、静岡東部を震源地として強い地震がありましたが、
    三島の人間は問題ありません。
    母(弘子)も大変心配しており、電話が繋がらない事に対して、やきもきしているようです。
    想像を絶する状況だと思います。
    軽々しく、「頑張れ」とも言えませんが、
    少しでも役に立ちたいです。
    私、一人だけでも。
    まだ、余震が続いていますので、
    紀彦さんも気をつけてください。
    康正

  17. 地球のステージの皆さんがご無事で安堵しています。
    昼夜を通しての診察もお疲れ様です。
    私の地域も被害あり2~3日電気と水道が使えませんでした。
    携帯電話の充電ができず、連絡がとれなくなり親戚・友達などに心配をかけてしまいました。
    家の中はメチャクチャでしたが、けが人もいないので、がんばります。
    そんな中、ステージ事務所の事も心配になり始めていたところ、Sさんから皆さんと五十嵐さんや遊佐さんも無事の連絡が入り一安心しました。
    電気が回復してから、ステージのブログを見ました。
    薬は足りるのかしら?心配になりました。
    家も小さな動物病院なので(今回は顕微鏡が落ちて修復不能等少し被害がありました)
    仕入業者に頼んで・・・でもこの辺でも品薄で仕入できなければ
    九州の知人に頼んでみようか・・・
    でも送り届ける手段があるのかどうか??
    この辺でも、お金があっても物や燃料が買えないのだから
    宮城はもっとひどい状態であれば
    お金ではなく、何か物を送らなければ意味がないのかしら?
    いろんなことを考えましたが、そんな心配はいらなかったみたいで良かったです。
    東北国際クリニックが大きな被害にあわなかったのは、とても意味のあることだったのですね
    桑山さんのよく言う“すべての事には意味がある”ですね
    まだまだ大変だと思いますが、皆でがんばりましょう!
    ステージの活動も期待していますが
    これから益々心のケアも必要になってくることと思います。
    しばらくは被害者(体だけではなく心も含め)を一人でも多く助けてあげてほしいと思います。
    日本の子ども達、元気にしてあげて下さい。
    子どもが笑顔になれば、大人も元気になれるような気がします。
    休みなしの診察と避難所生活も長くなってきたので、お疲れも出てくる頃かと思います。みなさん、自身の体調にもお気をつけください。何のお手伝いもできなくて、すみません。

  18. ロシナンテスのHPで、川原先生も、こちらで活動していることを知りました。私は北九州で、何も出来ないので、少額ですが、寄付をしました。テレビで、被災地の状況を知るにつけ、大変な様子が分かり、胸を締め付けられます。

  19. 少額ですが送金させて頂きたいと思っております。ネットからゆうちょ銀行への振り込みなのですが、口座は「普通」ではなく先日コメントに残して下さっていた「当座」でよろしいでしょうか。お忙しいところ申し訳ございません。間違いなく送金させて頂きたいので再度確認させて頂きたく思います。皆様どうかお身体ご自愛下さい。

  20. 桑山先生、ご無事で何よりです。島根の山藤先生からお聞きしてご連絡しています。先生らしいプログを拝見して、お元気そうな様子に少し安心しました。と同時に、こんな時でもやはり何かを得る方なのだな~と思いました。何か、益田クラブでお手伝いさせていただきたいのですがお知らせください。出来るかぎりさせていただきます。先生も、鉄人ではありません。ご自分のお体も皆の為に充分お気をつけください。毎日、読ませていただきます。

  21. 桑山先生、お疲れ様です。藤川さんも無事なようで安心しました。藤川さんに「遠くの地からですが、陰ながら応援しています。」とお伝え下さい。当地でも今回の震災はテレビ、ラジオ、新聞等で大きく報じられております。

  22. 移動診療を始められたのですね。
    川上哲也さん中心に、高山から被災地に燃料を運ぶ計画が立てられています。17日に出発するそうです。
    それに伴う募金も始まりました。
    ブログを見たり、「応援花」を聴いたりしていると、
    被災していない私のほうが逆に勇気付けられてしまいます。
    テレビでは報道されませんが、我々が応援しています。

  23. こんばんは。
    数か月ほど前、奈良で地球のステージを見させていただいた高校生です。
    桑山先生のブログや、ニュースでしか、私たちは情報を得ることができません。
    高校生の私にできることと言えば、節電、灯油をあまり使わない、お小遣いからのわずかな募金…
    先生方や被災者の方の活動、海外の方からの日本人への感嘆や敬意を知り、高校生でもできることをしようと思っています。
    桑山先生、被災者の方々、がんばってください。
    応援することしかできない非力な高校生ですが、少しでも多くの人が安心して暮らせるように祈っています。

  24. なかなか言葉が見つからず、コメントできませんでしたが、毎日読ませていただいています。
    TVでの地震のニュースが減ってきたので、このブログをたくさんの人に読んでいただけるよう紹介したいと思います。
    くれぐれもお身体大切に

  25. 2年前に札幌市あいの里にて行われた地球のステージに大学生ボランティアとして関わらせていただいた者です。
    今年4年生になります。
    毎日テレビで被災地の情報を知ることしかできず、もどかしい気持ちでいっぱいです。
    そんな中で少しでもご縁のある桑山さんが現地で活動されているということを知り、僕自身心から喜んでいます。
    今後もたくさんの困難があると思いますが、お体に気を付けて頑張ってください。
    僕が直接被災地の方々に関わることができない分、それができている桑山さんを全力で応援します。
    頑張ってください!!!

  26. くわやまさん、あきちゃん、ゆうこちゃん
    本当に想像を絶する映像にくぎづけの一週間でした。
    奇跡のようにみなさんがご無事で、
    あの穏やかな名取の一角が激変しても
    奇跡のように「国際さん」が難を免れていることに
    感謝でいっぱいです。
    北九州市民なので
    川原先生が東北入りされることは存じていましたが、
    カンボジアのmomokoからのメールで 
    地球のステージと合流されたことを知りました。
    帰国したばかりの留学生崔くんからも
    桑山さんたちを心配するメールが入りました。
    他の各地に巣立っていった
    チーム九州の若者も
    北九州に残る大人たちも
    みんなで応援しています。
    そして今確実にこの地の応援の輪が広がっています。
    これまでの桑山さんの活動の全てが
    この日のためだったのかもしれない、
    身近な名取のみなさんを支えるためのことだったのかも
    しれないと思ったりしています。
    国際支援をしてこられながら
    日本の子どもたちのことを
    全国の学校で
    ときに厳しくときに温かく導いて来られたことが
    これからの復興支援に大きな力になることを確信しています。
    遠く離れた街の
    微力な市民の私たちですが、
    できることがありましたらどうぞお聞かせください。
    みなさまのお心に一日も早く安らかな日が訪れるように
    お祈り申し上げます。
    最後に、
    日々の厳しい活動の中でブログに上げてくださり
    ありがとうございます。
    小さなクリニックと言われる「国際さん」の
    できごとにこそ真実を知ることができる気がします。

  27. 雪が降って寒そうな光景がBBCの画面から流れてきます。 被災者の方々の心を思うと涙が出ます。
    「オスロから祈りを込めて」とメールした友人達が献金のために郵便局に走ってくれたとか。 感謝の涙が流れます。
    現場に駆けつけることが出来ない分 皆様の心と身体の平安を深く真剣に祈っています。
    ノルウェー人の友人・知人はもちろん 行き交う見ず知らずの人まで 励ましの声をかけてくれます。
    桑山先生の留学先の懐かしのオスロからのみんな応援の声が届くでしょうか。

  28. カンボジアでも「国際」のみなさんの活動をひとりでも多くの人に知ってもらとうと、このブログを紹介しています。被災者のみなさん、支えるみなさんと直接つながりたい、励ましたいという思いをみんなが持っています。その気持ち、お届けします。

  29. テレビから知らされる事実をみながら、節電くらいしか出来ない自分が情けなくちょっと落ち込み気味。今日は横浜の公演がなくなり、心置きなく昨年担任していた子供達の卒園式に重い気持で行きました。子供達へお祝いの言葉をと言われて、東北の地震の話にふれ、いつまでも、どうしたの?って、お友達を気遣える人でいてね。とはなしました。1年振りに会った子供達に「智子先生がきてくれたぁ。」と言われ、成長した子供達に会えて少し元気になりました。体調崩さないよう気をつけて。国際さんは、希望の光だから。

  30. ドクトル桑山の活躍に行動も起こせず歯がゆい自分がここにいます。
    でもそのことに卑屈にならず自分の持ち分をしっかり担うことで、この難局を乗り越える者たちの一員になりたいと、強く強く強く強く思います。
    卑近なコトバだけど、ガンバレクワヤマ!

  31. 「看護師さん、来てくれませんか?」の桑山さんの言葉に、長いブランクがある私でもお役に立てるなら……と考えました。
     しかしながら、只今、わが夫はケニアで医療援助中。子供たちには私しかおらず、気持ちばかりの送信となりましたことを大変心苦しく思っております。
     物資を送るか、でも届くのか?
    いろいろ迷った結果、気持ちばかりですが送らせて頂きます。何かに役立てて頂けたら幸いです。
     もし具体的に希望の物などありましたら、是非ブログに書いて下さい。
     くれぐれも、お体にお気をつけて!大分から微力ながら応援しています。
     いつも桑山さんや皆さんに心を支えられている
           大分のタケちゃんマンこと 武居より

  32. 北九州の栄養学科のある大学で働いている細井陽子です。
    ご飯に向かって手を合わせている姿をみてホッと安心の気持ちになりました。
    東ティモールの病院でご飯とほんの少しのお肉と少しの野菜が出されていたのを思い出します。
    みんな喜んで、それによって元気になり治っていくと。
    栄養価って量だけじゃないんですね、きっと。
    災害時でなくとも常日頃から、大切な人を亡くした時などご飯を食べるように声を掛け合います。これは私達が培ってきた知恵だと思います。
    沢山のコメントの中に「できるだけものを食べること。できるだけ睡眠をとること。」という大事な言葉をみつけました。
    いただきますをすることは「感謝する」ことだとよく言われるけど、感謝には喜びが伴います。
    そんな当たり前のことに今回気づかされ、食べ物が豊富にあることを喜びながら涙して戴くのが、災害にあっていない人のできることかと思っています。
    「できるだけものを食べること。できるだけ睡眠をとること。」管理栄養士に出来ることを考えます。

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