札幌西高等学校

　ここには盟友、田辺先生がいらっしゃいます。

盟友、田辺先生

　先生とは7年ほど前初めて当別高校で呼んでくださったのがきっかけで、それ以来毎年当別高校で呼んでくださってきたのですが、一昨年転勤となり西高等学校にやってきました。

　そしていろんな人を説得、苦労の末今日のこのステージを迎えることができたのです。

　3年生は受験で自由登校。1年生はスキーの宿泊学習で不在のため、2年生のみの学年イベントではありましたが、一人いくらという芸術鑑賞のような枠をつかって予算を作り出し、一つ一つの壁をクリアしていきました。

　「値段が高いのではないか」

　などという意見もある中で、あきらめないで説得を続けてついにこの進学校で呼ぶことができたことは、生半可な気持ちでは出来ないことだと思います。だから、田辺先生と会うと僕の大好きな大垣北高等学校の先生たちとダブって見えるのです。田辺先生が大垣北にいたら、さぞかしいろんな展開が「爆発」していただろうに。でも今日、西高等学校のステージは成功したのです。西高校の先生たちの中にも実際に観ることで理解してくださった先生も出てくるはず。来年の2番が入るかどうか、気がもめますが、焦らないで田辺先生を応援していきたいと思うのです。

　ステージが終わったあと、大垣北高校のように生徒さんと座談会が持てました。

　賢く、スマートで、まっすぐな北海道の高校生の意見や感想に圧倒されながら、あっという間に1時間が過ぎていきました。すばらしい高校生たち。誇りです。

　そんな田辺先生からメールが来ました。

　こんなに多くの生徒がまっすぐな目で感謝と感動を表現してくれるとは思っていませんでした。感想の中には改めて自分を見つめる彼らがいます。多くの壁がありましたが、あなたが私をいつも勇気づけてくれました。今度は私の番です。ガザ渡航は色々な壁があるかと思いますが私もついています。無理せず思いのまま活動してきてください。あなたは西高校にいや西高校生徒に大きな足跡と希望の種を植えてくださいました。感謝です。

　これからも田辺先生が国際協力クラブを発展させ、いつまでも日本一熱い高校教師でありますように。

木曜日からガザ地区、ラファの街に入ります。

今回はモハマッドたちと音楽ワークショップです。

うまくいくのか??

桑山紀彦