兵庫県の子どもたち

昨日は兵庫県の中学校2公演でした。
 兵庫県というと、どうしても神戸のイメージかも知れませんが、まずは姫路。飾磨西中学校です。2年前に呼んで頂き、昨年は映画を!という話だったのですが、インフルエンザの影響でキャンセル。そして今年はなんとステージ2番を呼んでくださいました。姫路では飾磨西中学校がこうして続けてくれています。
 生徒さんは見事というほかないほどの聴く姿勢です。まず最初に「黙想」があります。これで一気に気持ちが落ち着くんだと思います。でも、総勢960人を超える中学生だから、中には「フン!そんなことするかい!」って生徒さんがいてもおかしくはありません。でも、みんなちゃんと黙想するんです。決してそれは「させられている」感じではなく、「講師が来たんだから集中しようよ」という思いやりが感じられる姿勢でした。
 最後まで静かに聴いてくれて、見事な中学生たちでした。
 そしてそこから60キロほど東へ移動して三田市。これは「さんだ」と読みます。
 兵庫にはなかなか読みにくい地名も多く、例えば「淡河」。この読みわかります?ユニセフ兵庫県支部の事務局長福井康代さんのお家があるところですが、「おうご」と読みます(ちなみにタヌキがでます)。
 三田だって、普通は「みた」ですよね。この三田市の挾間(はさま)中学校もまたすごい。午後からはこちらでのステージでしたが、拍手が強い、心こもっている。嬉しくなりました。兵庫県の学校が今増えていますが、本当にどこでやっても素直な生徒さんばかりで嬉しくなります。
 そしてまた感じたのが、「先生のやる気の強さ」です。
 どちらの中学校も校長先生が率先して顔出してくださり、雰囲気つくりができていらっしゃる。そして一人一人の先生たちがものすごく前向きで、初めての「地球のステージ」を食い入るように見ていらっしゃる。何事にも前向きですね。そういえば、青年海外協力隊の現職参加も県の教育委員会が支援しており、毎年何人という枠をつくって積極的に協力隊に行く先生を推しているのも兵庫県です。
 教育とは県によってこうも違うものかと、びっくりしてしまいます。いろんな県が日本にはあります。そしてその県単位で教育方針が違い、先生の姿勢や生徒さんたちの状況もずいぶん違うと実感しながら全国を回っています。
 そんな中、最近の兵庫県のステージ公演増加により、「兵庫の先生たちってすごいやる気!」「兵庫の子どもたちって、すごく落ち着いている」ということが見えてきて、本当に嬉しかったですね。
 そんな中で今度11月3日(水&祝日)には、我らが本拠を置く宮城県の先生がイベントを打ちます。
 利府町という仙台市の北にある町の先生たちが、国際理解に関するイベントをJICA東北とともに打ちます。「地球のステージ」はその中で公演をさせて頂けるのですが、宮城の先生たちがとっても熱心で熱いことは元々知っていますけど、こういった先生たちが直接イベントをするところに呼ばれることは、非常に珍しいことなので、大変期待しています。
 近隣の皆様、是非おいで下さい!
日時:11月3日(水・祝) 13:00~
場所:利府町公民館 宮城県利府町中央2-11-2 TEL: 022-356-2125
入場料無料なので皆さんお越しください!
詳しくはこちらからどうぞ。
桑山紀彦

コメントを残す

あなたのメールアドレスは公開されません。必須項目には印がついています *