山に登りました。
6年前のヒマラヤ・トレッキング、そして今年の5月のネパール・ミニトレッキングと、数年に1回、山歩きをします。
元々岐阜県は飛騨の高山生まれですから、山に生まれ育ったわけで、山歩きは昔からでした。
これまでのヒマラヤ登山は純粋にステージの映像制作のため、エベレストに近づくということが目的でした。
しかし、この夏初めて地元の山、月山(がっさん)に登ったのでした。次男坊、亜久里君と共に。
月山頂上は暴風雨でしたが、通常2時間半のところ、2時間で登りました~。
東ティモールのダン先生は毎年息子たちと山に登ることを楽しみに、夏一時帰国をします。別れた奥さんとのつながりはないようですが、血縁のある息子たちにはやはり深い気持ちがあるのかも知れません。
一緒に山に登っていろんな話をしてくるのだ、と楽しみにしているのがダン先生なのです。もちろん、バイロピテ診療所での日々の出来事をずっと話し続けるんだろうなあ、と思いつつ、ITのシステムエンジニアの長男と、高齢者の方の介護の仕事をしている次男との時間を大切にしているのです。
今回、自分が次男と山に登って、改めて彼が何を考えどんな思いで日々生きているのか、いろんな話が出来ました。辛そうな顔一つせず、どんどん先を進む次男の体力にびっくりしながら、山道ですれ違う登山者一人一人に挨拶する様子も、うれしかったですね。
山登りのいいところは、きつい登りを耐えて耐えて進み、ついに頂上にたどり着いた時の充実感、そしてわざわざこの山にやってきたもの同士のつながりのおもしろさです。最近はとっても元気な60代70代の皆さんの山歩きが盛んですが、その世代の皆さんの心に壁のない姿勢にいろんなことを教えてもらえます。
激動の高度経済成長を、一生懸命働いて支えた世代が、今山に集います。山もまさに出逢いの場です。長男や次男とはなるべく多くの山を共に登り、共に分かち合うものを確認していきたいなあ、と思った時間でした。
下りの岩場でようやく風が止んだので、山岳用バーナーに火を入れて湯を沸かし、持参のカップラーメンを食べました。いやはや普通のカップラーメンが極上の食べ物になるからびっくりです。同じ日本の中にあっても「非日常」の空間と時間。それが山歩きのおもしろさでもあります。
途上国での活動もエキサイティングですが、こんなふとした山歩きもまたエキサイティングです。
午後には山を下り、仙台に移動、新幹線とあずさを乗り継いで、夜には翌日のステージのため山梨県に入っていましたが、心地よい筋肉痛でした。
桑山紀彦
桑山さん素晴らしいお父さんの姿ですね。
ハードな生活を過ごされながらも、ご家族との時間を大事にされて。息子さんと月山からパワー入りましたね。
猛暑の今年お元気に乗り切られますようお祈りいたします。
お写真から、私も元気いただきました。ありがとうございました。
桑山さん息子さんご苦労さまです。日々のステージ、医療、そして、お父さん凄く体力ありますね~。新しいステージ5の様子をブログ見てみたいですね~。ステージのパンフレット楽しみだな~ぜひ、アップして下さいね。
先生、お久しぶりです。月山登山のコメントみて、私が登った時の事を思いだしました。お忙しい中、お子さんとの時間を大事にする先生に脱帽です。いつかきっと野外ステージをかなわせたいです。