信じられないことに、ガザの住人と、金曜の夜チャットが出来ました。
相手はあのモハマッドのおじさん、アニス・マンスールさんです。モハマッド14歳のお父さんの弟、同居しているおじさんのアニスとは、今回モハマッドの家を訪問して知り合いましたが、たいした活動家でイギリスなどにもいき、ガザの窮状を現場から訴えている人です。
僕はFacebookというSNS(Social Networking Service)に入っています。
これは日本でいうところのMixiの全世界版という感じなのですが、なんとカナダのウイリアム医師(ステージ2番のカンボジア篇に出てきます)、旧ユーゴのアリッサ(ステージ2番の旧ユーゴ篇で出てきます)などともここでつながっています。
そのFacebookにアニスやモハマッドも加わっていて、お互いがネットにつながっていたらチャットまで出来てしまうのです。金曜日偶然Facebookを開けていたら「アニスがチャット準備出来てるよ」というサインが出ていたので、試しに
「Hi! Anis. This is Dr.K sending from Japan」
と打ったら、
「Hi! Dr. K! How are you」
と来たのです。それから30分ほど、文字のみですがチャットで会話しました。
これまでガザやラファは遠い存在でしたが、こんなふうにリアルタイムでつながれることがとてもうれしかったです。
アニスはレイチェル・コリーさんを支援し続けてきた人です。
レイチェルは2003年3月16日、ラファの郊外の国境線で住宅を破壊していたイスラエル軍のブルドーザーにひかれて亡くなりました。そのすぐ横にいたのがアニスです。
彼はちゃんとその様子を写真に納めていました。その写真を送ってもらうように頼み、快諾を受けたやりとりが、今回のチャットでした。
「日本の皆さんが、レイチェルのことを忘れないためだったら、どんな写真でも送るよ」
とアニス。
レイチェルがひかれた直後の写真を送ってくれました。こんなことが7年前に起きていました。
レイチェルがひかれた直後 ⓒRachel Memorial Museum in Rafah
モハマッドとアニスは、何とか日本に行けないか、と考えています。僕たちも気運を盛り上げ、出域許可証や、日本のビザをとれるように、長い息をしながら関わっていきたいと思います。
桑山紀彦
世界の人たちとの通信は素晴らしいです。
お忙しい中お返事ありがとうございます。
映画・地球のステージ~ありがとう物語~の販売は無いのでしょうか?映画をみたいのですが見れません。どうしたらよろしいでしょうか?
あっこんさん、いつもコメントありがとうございます。
コメントはいつも励まされますので、大変うれしいのですが、パンフレットやCD、映画やDVDに関することは「お便りください」の方のメールに頂けませんでしょうか。
info@stageone.org
です。
あくまでブログは思ったことや感想を連ねるものだと思いますので、全国の皆さんが広く見るブログの書き込みの中で質問とその答え、というやりとりは避けたいと思います。
なにとぞご理解ください。
桑山紀彦
私は下宿~実家間なので、国単位の遠さじゃないけど、メールとかmixiでの地元友達との交流はいつもすごいと思ってます。あたかも目の前でしゃべってるみたい。
神戸での2000回記念講演に行きましたが、そこでダン先生、アイダ先生が来て下さって話されたのは、今でも印象深く私の中に残っています。次は、そのお二人が日本に来られて、海の向こうの現状を話して下さるのを願って待っています。