怒濤の11月が終わって

ついに11月が終わりました。
 自分の人生の中で2009年11月は、おそらくあとにも先にもない、「ほんの少しの余裕もない月」だったと思います。後世まで、そうやって思い出されるような、そんな時間だったと思います。
 「東北国際クリニック」の開業、予想外の患者さんの来院、2000回記念公演、35本の「地球のステージ」公演。
 すべてが一気に重なって、さすがに途中でくじけそうになりました。でも、これが与えられた役割なのだと自分に言い聞かせて、ここまでやってきました。
 すべては「気力」のみ。そして、それを支えてくれる我が仲間たちの存在です。自分一人じゃ、絶対に無理でした。
 新型インフルエンザの流行により、現状では10公演が一旦中止、そのうち4公演は延期で復活、あとの6公演は中止となってしまいました。それが故に11月は35公演と、通年40公演を超える月なのに、数が少なかったのも事実です。
 しかし因果なもので、1階のクリニックは新型インフルエンザのために超多忙な日が何日もあって、結局どっちへ転んでも忙しいという事態で推移してきました。
 でも、なんとか生きています。
 常に思うのは、東ティモールのダン先生、そしてガザ地区のダルウィーッシュの事です。彼らもまた忙しく、そして断崖絶壁の際で生きていたりします。もちろん状況は違うにしても、やはり彼らは僕にとって「生きる指標」。
 「ここで泣きごと言ったらダルに笑われる」
 「ここでくじけたら、ダンに顔向けできん」
 そんな思いで、日々過ごしていきます。
 12月は、ほんの少しの余裕がある月。でも、月末は東ティモール。開業して初めての海外の活動ですね。
 がんばらんと
桑山紀彦

怒濤の11月が終わって」への6件のフィードバック

  1. 11/29のステージを拝見して、(ちょっとやつれた?)と感じたのはそういう事情だったのですね…
    いくつもの役をこなしていらっしゃるので、いつもお忙しいのでしょうが、
    どうぞご無理なさいませんように~でも、また、岐阜に来てくださいね。
    あの日、家人の迎えを待っていたら、桑山さん運転の車が出庫してきたので、
    (気をつけて~!また来てね~!!)と、思わず、手を振ってしまいました(恥;

  2. 本当にも本当におつかれさまです。
    「ここでくじけたら 顔向けができない」本当に桑山さんはそう思って、特にこの数ヵ月は過ごしてこられたのだと思っています。
    東北国際クリニックの開院もステージの事務所移転も2000回の記念公演も、きっと「地球のステージ」にとって通過点。
    だから、これからもつないでいくために勝手なお願いです。
    ぜひ、これまでの積み重ねに感謝とご自身をちょっと癒すことに少し心を傾けていただければ、きっと、より優しくて強い桑山さんにお目にかかれるのではと思っています。
    ちょっとだけホッとしてください。
    何倍もなってその輪は広がると信じています。

  3. 約2ヶ月前に念願叶って久々にステージを拝見させていただき、様々な過酷な状況でも一生懸命生きている世界の子供たちの姿やその中で懸命に活動されている桑山先生をはじめとする医師、看護師の方々の姿、そして多くの人に想いを伝えようとする先生の熱い歌声が強く心に響き、それと同時に私も何か出来る大人になりたい、と少し将来に夢や目標といった光がさしたように感じました。そしていま出来ることを頑張ろうと、強く心に決めたこをと最近忘れ毎日何となく過ごしていましたが先生のコメントを読ませていただき思い出しました。
    多忙な一ヶ月間、お疲れ様でした。先生の一生懸命な想いは確実に多くの人の心に響いていると思います。これからも、無理はなさらずに頑張ってください。応援しています。

  4. 約2ヶ月前に念願叶って久々にステージを拝見させていただき、様々な過酷な状況でも一生懸命生きている世界の子供たちの姿やその中で懸命に活動されている桑山先生をはじめとする医師、看護師の方々の姿、そして多くの人に想いを伝えようとする先生の熱い歌声が強く心に響き、それと同時に私も何か出来る大人になりたい、と少し将来に夢や目標といった光がさしたように感じました。そしていま出来ることを頑張ろうと、強く心に決めたこをと最近忘れ毎日何となく過ごしていましたが先生のコメントを読ませていただき思い出しました。
    多忙な一ヶ月間、お疲れ様でした。先生の一生懸命な想いは確実に多くの人の心に響いていると思います。これからも、無理はなさらずに頑張ってください。応援しています。

  5. そうですよね。  疲れていないはずないですよね。
    いつもキラキラ輝いている先生。人間、桑山紀彦さんに感動しています。
    地球のステージを愛して止まない人々にとって今日のブログは胸に刺さった事と思います。 泣けて来ます。日本全国を駆け回りながら、開院、2000回記念公演と。
    お疲れ様です。何回言っても足りません。
    こちらは沢山の元気をもらっているのに、どうする事もできず辛くもあります。出来る事と言えば声援を送り続ける事と見守るだけ。そして忘れない事。
    大好きな先生の歌が聴けなくなっても困ります!
    過度のストレスはまずいですからね。
    お願いします。 ご自分の事も大切にして下さいね。
    消化しきれない事も多いかと思います。
    たまには弱音をはいたっていいじゃないですか。
    弱い先生も、きっと皆な大好きですよ。
    頑張り過ぎないで下さいね。
    今日の月は奇麗ですね。

  6. 思い出に残る11月にステージ4を公演していただいたのですね。開院翌日の2公演目、移動時間もギリギリでした。お疲れのところ本当に有難うございました。
    あきちゃんが撮影したガザの写真展も同時開催して、私にとってはとても大切な一日になりました。
    これからも相変わらずお忙しいのでしょうね。皆さんがおっしゃっているように、ご自分のケアの時間も大事にしてくださいね。
    あきちゃん、ゆうこちゃん、スタッフの皆さんもどうぞお元気でね。皆さんのご健康をお祈りしています。

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