愛子のステージ

大川愛子さんの物語は、延々と、しかも句読点なく続いていくのです。
 千葉県四街道に住む大川愛子さんはもちろんうちの会員ではありますが、これまで幾度となく全国各地で自主企画を打ち上げてきた奇才です。
 「奇才」というのは、その開催地に住んでいるわけではないのに、そこに住む人々のつながりを最大限引き出して、ついに開催にこぎ着けたしまうパワーを持っているからです。
 そうして地元四街道はもちろん、これまで暮らしてきた地や、たまたま千葉で友人になった人をたき付けて、その人の地元でステージを開催してもらうなど、常識では考えられないイベントを成功に導くのが、愛子さんなのです。
 そしてついに愛子さんの生まれ故郷、京都府京丹後、網野町でのステージが開催されました。
 主催はすべて愛子さんの同級生が担うという異例の展開。
京丹後
愛子さんの地元の同級生が、この企画の中心となりました。
 たまたま愛子さんの同級生だったばっかりに、このイベントに引き込まれ、飲み込まれ、ついに人生の賭けの舞台にまで躍り出ていった皆さんに触れる、貴重なステージとなりました。
 結局このステージの一切の企画を引き受ける形になった、谷口さんは「丹後企画」の社長さんです。緻密で完璧なその準備と当日の進行に圧倒されました。素晴らしいプロ意識です。
 そうやって、今年50歳になった愛子さんや同級生は「半世紀目に再び集う子どもたち」として、この「地球のステージ」の公演を京丹後で成功させたのでした。
 唯一のマイナスは時間が押してしまったこと。お笑いタレントさんがステージの前でしたが、「持ち時間、35分ですね」と言いつつも1時間も長々と持ちネタをやってしまい、ステージの開始がかなり遅れてしまいました。「地球のステージ」の知名度は確かにないかも知れないけど、ちょっとこれはひどいんじゃないの、とは思いましたかね。主催者の方々も冷や冷やだったことでしょう。こっちは「無名」ですけど、京丹後の名所、天橋立もその日に撮影し、「故郷篇」に織り込んでお届けしてちゃんとこのイベントの意味を分かち合ってステージに臨んでおりますので・・・。
 それでも、愛子さんのパワーと人脈には驚かされます。
 それがすべて「無償の気持」だから、やっぱりすごいです。
 これからは愛子さんの手を離れて、京丹後の皆さんが、網野の皆さんが自主的に呼んでくださることを祈っています。
 桑山紀彦

愛子のステージ」への2件のフィードバック

  1. 愛子さんと同級生のみなさん、丹後企画のみなさん、お疲れ様でした。
    また、各地より、お手伝いに入ってくださったみなさん、ご苦労さまでした。
    桑山さんの説明の通り、愛子さんのパワーたるや、一言では言い尽くせません。
    句読点を入れず、1.5倍速のスピードで話す愛子さん。しかも、一度会ったら皆お友達にしてしまうキャラで、これまでたくさんの人をステージに呼び寄せ、仲間にして、何度もすばらしいステージを展開してきました。
    料理の腕はプロ並みで、心のこもったお品書き付きのお弁当や、パンやシフォンケーキなど、ステージ帰りの車や電車の中で、何度頂いたことでしょう。
    また、愛子さんの描いたきれいなトールペイントは、一見の価値ありです。
    またどこかのステージで会いましょうね。

  2. 桑山さん、いつもブログ見ています!ブログを読んで、一緒に感動してウルウルしたり、憤ったり。
    今日は久しぶりにコメントさせて下さい。
    全国各地の仲間のご紹介もブログの楽しみの一つです。大川愛子さんは、私も地球のステージで初めてお会いしてすぐにお友達にして頂きました!ステージに行くと、愛子さんやキャサリンさんにお会いできる嬉しさもあります。
    延々と句読点のない愛子さんのパワーを頂きましたぁ、元気が出ました!愛子さん、イベント成功おめでとうございました、すごいですね~!またお会いできる日を楽しみにしています!
    話変わりますが、ブログの7月27日は我が娘愛子の20歳の誕生日でした。うちの愛子とブログを見ていて2人で何だか嬉しくなりました。
    桑山さん、ガザ地区へお気をつけて行ってらして下さい!ダルウィッシュさん方々によろしくです。
    8月中旬のステージには、初めてステージを見る友人をまたお連れします。私の周りでも少しずつだけど、ステージが広がっています。では暑い季節、くれぐれもお身体に気をつけて下さいね。

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