ダルウィーッシュが、拘留されてしまいました。
このようなことを書かなければならないことが、心の底から悔しく、腹立たしくてなりません。
彼はハマスによって拘束されて、現在刑務所のようです。
「ようです」という書き方をしなければならないのは、このことが突然起きたことであり、周囲も家族も、どうしてそうなっているのか、全くわからないからです。
電話はもう3日間も通じていません。
メールも全く返ってきていません。
現地でいつも通訳として一緒に働いているアーベッドにお願いして、今日は家族のもとへ行ってもらうことにしました。情報を集めています。
現地では不穏な動きが起きています。
ここ1週間で200人を超えるもとファタハ政府関係者が、ラファの町で拘束されています。ダルウィーッシュもその一人です。噂では7月1日にエジプトで行なわれるファタハとハマスの交渉をハマスが有利に進めるために、要人をさらっている模様です。
ダルウィーッシュも前にファタハとして政府機関で働いていましたから、その交渉の材料とされているようです。
自分が情けない。
いつもいつも現地では助けられ支えられてそして活動が続けてこれたのに、彼がいわれもないことで刑務所に拘留されているのに、僕は何にもできないでいます。
来週水曜日から現地入りしますが、まだイスラエル軍の入域許可はでていません。ガザ地区に入れても、ダルウィーッシュがいない状況で、どうやったら逆に彼を救出できるのでしょうか。
刑務所に直接交渉したって、僕は非力です。
これが紛争地なんでしょう。
災害や、貧困を相手にNGO活動することとは全く状況が違う「紛争」。いつも振り回され、一般市民が傷ついてしまいます。
「ダルウィーッシュたち要人は交渉の要だから、下手な扱いは受けていないよ」
と現地からの慰めも届いていますが、僕たちにできることは何でしょうか。
ひたすら念じます。
いつかこんな事のないパレスチナの世界が来るまで、常に誠心誠意彼らのことを気にかけることしかできません。
とりあえず、水曜日、現地に飛びます。
ダルウィーッシュがまた笑顔で私たちの前に現れてくれますように。
奥さんとダルウィーッシュ(本年1月18日、停戦の日に)
桑山紀彦
悲しい…。
桑山さん、気をつけていってらっしゃい。 ~祈りのうちに
大変なことに
なリましたね。。
私も心配です。
桑山さん!
気をつけて
行ってきて下さいね。
ドクターモフタ、大丈夫!! ”地球のステージ”で繋がったたくさんの皆さんの真心と祈りが通じ、偉大な力が必ず護ってくださいます! くれぐれも無理はなさらず、
お気をつけて行ってらしてください。
With load of prayers
悲しい!!その一言に尽きます。
なぜこのような理不尽なことが後を絶たないのでしょうか?
一生懸命頑張っている人がバカを見る世の中であって欲しくはないと心から願います。
桑山先生が思っているように、今はただ祈ることしか出来ないのかもしれません。でも先生の後ろには地球のステージを応援しているたくさんの人達がいる・・・。いざとなればみんなでどんな応援でもします!!ダウィーッシュさんは決して一人ではない。味方はたくさんいますよ。まずは先生気をつけて!!無事ガザに入国できること祈っています。