ER、三日目

今日は患者さんが多かった~
 毎日アラビア語を勉強しつつ、通訳のアベッドに助けられながら、それでも20人は診察したでしょうか。
 空爆がひどいと、人々は動けないので患者さんが来ません。暇になります。でも一度空爆が静かになるとどっと来ます。その波に巻き込まれて、今日は忙しい一日でした。
 そんな中で、イスラエル軍の機銃掃射で撃たれた青年、近くに被弾してケガした少女を診ましたが青年は着いた時点で亡くなっていました。少女は一命をとりとめましたが、肝臓に達する破片があるため、手術室に送りました。ERはあくまで救急処置のみです。
 あとでちゃんと破片が取り除けて、少女は助かったと聞きました。よかった。
 
 午後になって額を切った少年、オマール君が一人でやってきました。聞けば兄にたたかれたといいます。
 空爆以降、子どもたちは落ち着きません。不安、恐怖、怒り、さまざまな感情が渦巻いて、ちょっとしたことでもいらいらしています。そんなとばっちりが、オマールにいってしまったわけです。
 「一針縫うだけだから麻酔しないよ。その方が傷が少なくてすむからね」
 「わかった」
 じっと痛みに耐えて、写真に納まってくれました。
 そんなERの一日が過ぎていきました。
ケガの子ども
オマル少年と。「ちゃんと縫っておいたからね」
 さて、ここからは、昨日の夜中に書いたものを転記します。内容としてはショックなものかもしれませんが、これが「空爆」なんだと思います。
 どうか受け止めて頂きたく思います。
 でも、あまり心配しないで下さいね。元気にやっていますから。
夜間空爆の恐怖
 今日の夜間空爆は午前0時きっかりに始まった。
 まずジェット戦闘機の鋭く風を切る音が近づいてくる。やがてそれにジェットエンジンの音が混じってきて、
「近づいてきた」
 という事実がどんどん身に迫ってくる。
 一瞬の閃光が光り、約2秒ほどおいて、
ズズ~ン
 鈍い着弾の音と地響きが襲ってくる。部屋の棚が揺れ、ドアが開く。
 「近いぞ」
 近くないかもしれないけど、自分でそんなふうに声にしないと正気が保てない。
 一旦遠のいたジェット戦闘機の音は、ものの5秒もしないでひるがえり、再び近づいてくる音に変わる。ターンが速いのがよくわかる。
 再びジェットエンジン音が近づいてくるが、今度はかなり低空を飛んでいる感じが伝わってくる。全身がセンサーのようになっていて、その音と自分の距離を測ろうとしているのだ。
 今度は着弾音なく、爆音が去っていく。
 気持ちが緩むのがわかるが、またすぐにターンして戦闘機が戻ってくる。
 間髪入れず、
 ズド~ン
 着弾して地響きが広がる。
 やがてその戦闘機の爆音が去っていく音に入れ替わる形で軍用ヘリの音が近づいてくる。これは民家の屋根すれすれを飛んでどんどん市の中心地に近づいてきた。
 シュバ!
 閃光と共にミサイルの発射音がする。こちらにはなぜが着弾音はない。また再び、
 シュバ!
 動きのあるものを狙っているのだろう。小形のミサイルを近くで撃ち込んでいる。街に一瞬火の手が上がった。
 その軍用ヘリが去っていくとと同時にまたしてもジェット戦闘機の爆音が近づいてくる。間髪入れず襲ってくるのが、空爆の特徴だ。
 ズズ~ン
 再び近くに着弾だ。
 「一体何がしたいんだ。これが一般市民への無差別攻撃じゃなかったら、何だって言うんだ!」
 そう言葉にしないと、またしても頭がおかしくなりそうだ。
 2分もすると、戦闘機の飛来がなくなり、静寂が戻ってくる。そして同時に救急車のサイレン、どこかの家から電話が鳴る音が聞こえてくる。誰かがケガをし、誰かが何かを求めているのだ。市立病院の夜間当直シフトの仲間たちが手当てをしているだろう。救急車のベテラン運転手のアブ・オマルも低空飛行のヘリが狙う中を駆け回っているだろう。
 自分のシフト勤務は朝の7時30分からだから、
 「ごめん、オレは何もできん」
 と心の中で言い訳して寝ようとする。
 夜の闇の静寂があたりを包んでいて、ほっとする。
 「この空爆で死ななくてすんだ」
 という思いが込み上げてくるが、ふと
 「これっておかしい」
 と気付く。
 自分で危険な山に登り、無事に下山した時、
 「よかった登り終えた、遭難して死なずにすんだ」
 とほっとするだろうけど、それとはちがう。なぜならこれは圧倒的で一方的な爆撃の暴力の前に自分という人間が引きずり出されて、曝され、それでも何もなく無事にいられただけの話で、そんなことになぜ自分がほっとしなければいけないのか、その理不尽さにすぐに気付く。
 そして惨めな気持ちになる。
 これが戦争だ。
 心がどんどん惨めになっていく。
 「お前なんか死んでもいい」
 と空を飛ぶ戦闘機のパイロットに思われて、爆弾を落とされることがどんなに人間として惨めか、気付かされる瞬間なのだ。
 
 今日の夕方、友人のマジディの家族が訪ねてきてくれた。18歳を頭に6人もの子どもを持つマジディ夫妻。みんなにあの緑色の医師の制服を着て見せておどけるとやんやの喝采を受けた。
 しかしふとマジディが相談してきた。
 「うちの下から2番目のヘバが全身にできものができて苦しんでいる。ここにも、ここにも、ほらこんなところにも妙なできものができているんだ。空爆が始まってこれが出てきた。夜間の空爆があるたびにヘバは泣き叫ぶ。それと関係あるだろうか」
 もちろん、子どもたちの心に大きな衝撃と影を落としているこの夜間空爆。
 大人の自分でさえも耐えられず、身を固くして、
「どうか自分のところには落ちてこないで」
 と必至で願っているくらいなのだから6歳のヘバが背負っている恐怖は計り知れないものがあるだろう。
 その「できもの」をみると、いくつかは自分の手で押した「アザ」だった。空爆の恐怖から知らず知らずに自傷行為が出ているのだ。空爆が子どもたちに与えているストレスは限界を超えている。
 また夜の闇と静寂が戻ってきた。しかし眠れない。身体がこわばり、眠るための「余裕」というものがなくなっているのだ。
 たまらずこの夜間空爆の恐怖を書き残そうとパソコンに向かう。しかしふと、
「このパソコンの画面の明かりが外に漏れて、近接戦闘ヘリのターゲットになったらまずい」
 と思い、毛布をかぶって書き始めた。
 でもふと、嫌な気持ちになった。こんなふうに毛布にくるまって卑屈になり、やりたいこともやらなくなってしまう自分に気付かされる。戦争は、そうやって一人一人の人間の心をむしばんでいくのだ。
 「やめとこう」「避けたほうがいい」「きっとこうなってしまうにちがいない」
 すべてが後ろ向きの気持ちにつながってしまい、人間としてのやる気や積極性を奪い取られてしまうのだ。
 また戦闘機のエンジン音が近づいてきた。
 「今度も死なないかな」
 そう思いながら、瓦礫の中に転がる自分の死に様を想像してしまう。
 身が固くなり、気持ちが細る。
 これが空爆の恐怖。
 圧倒的な暴力の前に、ただただおびえる弱いひとりの人間のはかない存在。
桑山紀彦
2009年1月17日 深夜2時
ガザ地区、ラファ市

ER、三日目」への31件のフィードバック

  1. 「使命のある人は大丈夫」
    以前に誰かに教えていただいて、ずっと心に焼きついている言葉です。
    桑山さんは大丈夫!
    桑山さんには使命があります。
    その空爆の実体験を日本に帰って、地球のステージで日本中に伝える
    使命があります。様々な方法で世界に伝える使命があります。
    今朝、桑山さんが撮ってきたパレスチナのDVDを観てきました。
    地球のステージと出逢えたから、こうしてガザが身近な地名になって、
    こんなに心配できるのです。私にできることは何かと一生懸命に
    考え、
    行動できるようになれました。本当にありがとうございます。
    これからも、地球のステージで勇気や元気を貰えたり、救われたり、
    自分の生きかたを見つめ直せたり、幸せになれる人たちを増やして
    いってください。
    桑山さんとaki ちゃんの無事の帰国を楽しみに待っています。

  2. 写真を見ると幸せそう。
    これが先生なんだなって思います。
    「夜間空爆の恐怖」 伝わって来ます。 マスコミ関係の方の目にとまって欲しい。
    今朝は雪の合い間の晴れ。雪が太陽に照らされ、きらきら光ってとってもキレイです。こんなに平和なのに一方では倫理も道理もない戦争の真只中。
    同じ地球の中の出来事なんですかねぇ・・この現実はいったい・・・!
    人間なんて本来みな弱いんです。自分を支えるものがあるからなんとかなっているんです。
    先生のその強い意志には脱帽です。自ら人類の過ちを実体験しこうして伝えて下さっている。普通じゃ考えられませんね。強い思い・・。なんだろう・・。自らも恐怖にさらされながらも・・。  心が伴っている事には間違いないと思いますが。
    貴重な体験となってしまいました。
    無事帰国をしなくてはいけません! 必ず!

  3. 桑山さん、akiちゃん、二人とも元気に帰国することを「感じて」います。きっと大丈夫。日本にいる私たちが「良いこと」を思うことによって、絶対良い方向に向いていくのです。
    イスラエルは一方的にガザ攻撃を止めると発表しました。でも、ハマスはそうではない。「やられたらやり返す」ことをやめなければ、いつまでも続いていく。イスラエルはいったん攻撃をやめても、ハマスが攻撃をすれば変わっていかない。「人の命」を考えてほしいものです。3週間におよぶ攻撃で1200人の尊い命が失われました。人々が「普通に暮らせる」ようになりますように。
    昨日17日の読売新聞と毎日新聞に桑山さんの写真と記事が掲載されました。多くの人たちが関心を寄せています。テレビと新聞のことは、全国を「メール作戦」がかけめぐりました。
    予定通りに帰国してくださいね。日本で多くの人たちに伝えてください。「地球のステージ」に触れたことによって世界のできごとに関心を持つようになった人たちが増えました。日本での「使命」も大きいのですから。
    akiちゃん、元気に活躍している写真が見たいな。もしかしたら美人が損なわれているから出せない??
    日本から祈っています。気をつけてがんばってきて!!

  4. ここ数日間、身を固くし息を詰めて読んでいます。
    お仕事もレポートも、本当にありがとうございます。
    直接的な攻撃以上に、気持ちが「負」に侵される事に、戦争の怖さを感じます。
    でも、オマール少年の肩を抱く桑山さんの笑顔(少し固いけれど)のお写真を拝見して、少し気持ちが和らぎました。
    少年の大きな黒い瞳が「負けない!」と言っているようです。
    お祈りしています、絶対にご無事でお帰りください。
    もっともっと、世界中の皆さんに【直に伝えて】頂く為に。

  5. 昨日現社の時間に
    ガザの話をしました。
    桑山さんのblogで
    知ったガザの状況、
    桑山さんが現地で
    頑張ってらっしゃる事を
    クラスメイトに伝えました。
    今remiに出来ること、
    これでいいんですよね:)

  6. 石川県の小松で呼んでいます。
    貴重な情報をありがとうございます。
    知り合いに教えます。
    日本人の関心がガザに行き、平和になりますように。

  7. さきほどのミサの中で、金曜日の「きょうの世界」で流された桑山さんの声をみんなで聞きました。今日は子ども中心のミサでした。「ER三日目」のブログを全文読みました。ミサの参加者230人が心をひとつにして祈りました。50人ほどの子どもたちも熱心に聞いてくれました。涙ぐんでいる大人の方もおられました。今のわたしには「伝える」ことしかできません。みんなで「私たちにできること」を考え、実行に移していきます。
    無事に戻ってきてください。2月7日(土)。夜の北九州は無理ですが、できたら朝倉に行って、桑山さんの元気な姿を見たいです。~お祈りのうちに~

  8. これから「地球のステージ益田」の実行委員会をやります。
    桑山さんのこのブログをプリントアウトして持っていきます。
    テレビの電話インタビューで桑山さんが言っておられたように、ガザで何が起きているのか、できるだけたくさんの人に伝えます。
    遠い日本の小さな田舎町でもガザの人たちのことを心配している人がいることをガザの人たちに伝えてください。
    Mr.&Ms山藤@島根県

  9. ここ数日、「命の使い方」について考えさせられました。
    懸命に今を生き抜いている人達の姿を桑山さんのブログを通じて知り、怒りや悲しみと同時に「自分の生き方はどうなのか」と考えさせられています。
    お二人の無事を一日一日確認して嬉しく思うことで、一日一日に感謝して大切に生きることを再確認させていただきました。
    自分の幸せや利益だけを考える寂しい人生にならないよう、自分ができること探します。人の悲しみや喜びに添えるよう広い心を持ちたいです。偏見や差別に負けない、明るい心を持ちたいです。
    パレスチナのために必死に支援活動をする世界各国の勇気ある方々から、何より必死に今日を生きているガザの人達から学ばせていただいたことを忘れず、何かに繋げていきます。
    今はただただ和平とお二人の無事の帰国を祈ることしかできませんが、今の思いを未来につなげていきたいです。

  10. ガザでの現状を、一人でも多くの人に伝えること。
    いまは他にできることが思い浮かびません。
    「地球のステージ」をみたすべての人々が同じように思えば、ガザの人々への大きな応援になるでしょうか。
    そうなるよう、地元長野からがんばります。
    必ず無事で帰ってきてください。一日も早く平穏が訪れますように。

  11.   桑山先生へ 
     
    地球のステージ 5番
    作詞作曲  桑山紀彦
       応援花
     この世に生まれ陽を浴びて 名前を受けてきたのなら
     何が自分にできるのか 探し求めていたいよね
     探し続けてるその横に 君を求める人がいて
     辛い時でも 嬉しい時も いつも君の横で待っている 
     一人一人が違うのは とても素敵なことだよね
     違うところが解け合って 素直なものになるんだね
     両手をかざして空を見上げ 君に流れる優しさを
     辛い時にも 楽しい時も 持ち続けていてほしいんだよ
     まわるまわる世界の中で 古い自分とは違うものを
     一つ二つと見つけることが僕らが生きていく意味なのかも
     
     とどけとどけ君への想い 何も多くは求めないよ
     君が夢見る 青い空を いつか僕にも見せてくれ
     君がこの世に生まれてきて 僕は一番嬉しかった
     辛い時でも 嬉しい時も
     いつも君の横で支えてる
     いつも君の横で守ってる
       ・・・・・
    これが桑山先生です。
    私は先生のいち、大ファンです。
    なので先生ご自身への応援歌として 応援花 を贈ります。
    一途なあまり辛い思いをされ、それをエネルギーにかえ行動される本当に大きくて優しい人です。
    先生 頑張って!!
    日本の空を見上げ無事を祈ってます。

  12. 今夜7時のNHK総合のニュースに桑山さんが出演します。
    新たな映像と現地からの電話によるインタビューが放送される、ということが事務局の優子ちゃんから連絡がありました。今度の時間は大丈夫です。昨日は午前6時30分ころだったらしいですけど。
    知り合いの方に、電話やメールでお知らせください。

  13.  昨日送ったメールは着きましたでしょうか。
     さて、お元気な様子、安心いたしました。しかし、「ER、三日目」はお袋には見せられませんね。 
     とは言え、先ほどは親父の墓に参ってあなたの安全をお願いして来ました。
     「受験生はレタスを食べないといけない。」とのあなたの言葉に早速、富山まで車を飛ばした親父。出願に間に合わないと山大まで願書を持参した親父。我々の世代なら、今の世の中ならそう大したことではないでしょうが、当時としてはとてつもないことだったでありましょう。さしずめ今なら北海道へ車を飛ばす、アメリカへ出願に行く位に匹敵するでしょうね。結構教育熱心な私でも、北海道やアメリカはためらってしまいます。
     親父は、親父なりの遣り方で精一杯あなたのことを考え、行動し、医者にしたのでありましょうね。受験生の子を持つ親の身になった今の私には親父の気持ちが痛いほどわかります。
     たとえ命の危険に曝されていようとも、医者をやって人々の命を護らんとしている今のあなたの姿を、親父は草葉の陰で喜び、応援し、そして必ずや守護してくれていると思います。墓前で手を合わせた時、そんな気がしました。
     精一杯やってきなさい。
     平成21年1月18日(日)
     センター試験2日目がそろそろ終わる時刻
     研究室にて
     兄より

  14. 桑山さん、
    ステージを応援している皆が注目しています。
    普段のステージでは控え目な戦争の恐ろしさや本当に今起きている事が、桑山さんのレポートを通じて、
    新聞やラジオやテレビを経由して伝わります。
    こんなかたちでメジャーデビューしなくても。
    桑山さんアキちゃん、どうかご無事で。無理をしないで。

  15. お兄さま、熱いメッセージを拝見させていただきありがとうございます。
    ご家族のご心配はいかばかりかと案じておりました。
    私たちもご家族のみなさまと同様に毎日の動向を大変気にかけております。そして祈っています。
    きっと、桑山さんとakiちゃんは元気に帰国します。
    akiちゃんからは、元気なメールも届いていますから。Marilyn

  16. 桑山さん、私を覚えていますか?
    とは言っても、きっと思い出している暇はありませんよね。一応、簡単に自己紹介します。
     
     
    私は小泉中の元生徒です。人権作文を発表するときにも、少しステージでお話させていただきました。
     
     
     
    最近、ガザ地区への空爆が激しさを増していますね。また、今日の新聞でも桑山さん方の奮闘ぶりを拝見しました。
    いつ空爆があるかわからない恐怖…。とても考えられません。
     
     
    しかし、何かしてあげたくても、私には、応援することしかできません。
     
     
    必ず日本に帰ってきて、この事実を伝えてください。桑山さん方の、ご無事をお祈りします。

  17. お兄様の言葉に涙してしまいました
    お母様も子供時代に戦争を体験されてる世代でしょうか?
    12月にお会いした時は、まさかこんな大変な事になるとは少しも考えてなかった
    地震後の『ステージ』で自分は日本で何をしているんだと、涙ぐんだ桑山さんを思い出します
    医者を必要とする人達をおいて帰国するのは辛いと思いますが、日本で待っている人達もたくさんいます
    またその思いを歌にしてみんなの心に届けて下さい

  18. 桑山さんの勇気と人道的行為に頭が下がると同時に心からの尊敬の意を表明します。
    この人道的医療行為はイスラエルによるガザ人民への無差別・虐殺攻撃で孤立感や死の恐怖に怯えているガザ人民へ
    世界は貴方達を見捨ててはいないというメッセージです。
    桑山さん、御身体に気を付けて。元気に帰国する日を待っています。

  19.  NHKの放送、見ていただけましたか?情報をまわしてくださったみなさん、本当にありがとうございました。
     停戦発表後もハマスからのロケット弾発射に対しイスラエル軍が空爆し…という状況はあちこちで続いているようですが、ニュースが始まる直前の電話で「今のところ、ラファは空爆がなくなっている」と桑山さんは話していました。偵察機が飛び回っていて不安定な状況や人々の不安は今も拭えませんが、昨日までと少し状況が変わったようです。
     現地での活動もあと少しです。
     一刻も早く、パレスチナ全体の空爆が止み、人々がゆっくりと暮らせる日々がくることを祈っています。
     引き続き、応援のほど、よろしくお願いします。

  20. いつも活動を拝見しています。無茶だと言ってもかげさんはどうせ聞かないんだろうな。今は、ただ無事に山形に帰ってきてくださるようお祈りしています。

  21. 空爆の様子、読んでいる私も身震いするくらい恐ろしくなりました。地球のステージで桑山さんと出会ったこと、本当に感謝しています。同じ高山で生まれ、高校の後輩だと知ったときは、本当にうれしかったです。こんなに素晴らしい活動をしていらっしゃる桑山さん。私たちの誇りです。桑山さんがいつも言っていらっしゃるように、桑山さんが伝えたいことを、私も自分の学校の児童達に伝えたいと思います。地球のステージに出会わなかったら、今のガザの現状も他人事だったと思います。とにかく、たくさんの人に伝えたいと思います。
     無事に帰国されることを心からお祈りしています。

  22. 田子中で昨年お会いしました。
    生徒たちに伝えますね。
    それから一緒にアフリカに行った仲間にも。
    それがわたしのできる唯一のことだと思うので。
    なにより、どうぞ、ご無事で。
    もちろん、現地のみなさんとともに。
    停戦が実質的な形でずっと続くこともあわせて祈りたいです。

  23. 昨日の番組、それと今日の新聞・ニュースでも桑山さんの様子を垣間見ました。
    これまで地道に続けてきた活動が現地の人々の信頼を得、こうした今の状況になったのですね。
    百戦錬磨・・・多くの人の願いに守られて、活動を無事に継続されることを祈っています。

  24. NHKのニュース見ました!
    中学生の娘も、今は桑山さんの動きに釘付けです。
    ガザでの活動もあと少しですね・・・心も体も傷ついた人々を残していくのはとても心残りでしょうけど、これからは一人でも多くの人が、ガザを思い、平和を願うよう「地球のステージ」を開催していってください。
    待ってます!

  25. お兄さんからのコメント、涙が出ました。
    家族からのメッセージは、胸に迫るものがあります。
    北海道に車をとばす、アメリカへの願書・・・。はたしてお兄さんは、息子さんにこれは必要だと思ったとき、躊躇されるでしょうか?私は、迷わず実行されるんじゃないかと思います。理由は簡単です。「親」だからです。
    私の母親と同い年のお母様。心情を思うと、いてもたってもいられないと思います。全国にいる応援団が、桑山さんたちの無事の帰国を祈っています。
    恒例の竹割り、来年も送らせていただきますね!!

  26. 桑山さん ありがとう。ありがとう。日本人としてどんなにあなたを誇りに思っているか。
    次々と子供たちが犠牲になっている様子 胸が苦しくてたまりません。こんなことはきっとこれで終わりになります!日本でできることをしてゆきますから桑山さんもどうかご無事で帰国され ガザの様子をどうしても伝えてくださいね。大丈夫。わたしたちのお祈りが桑山さんをお守りします!

  27. 桑山さん ありがとう。ありがとう。日本人としてどんなにあなたを誇りに思っているか。
    次々と子供たちが犠牲になっている様子 胸が苦しくてたまりません。こんなことはきっとこれで終わりになります!日本でできることをしてゆきますから桑山さんもどうかご無事で帰国され ガザの様子をどうしても伝えてくださいね。大丈夫。わたしたちのお祈りが桑山さんをお守りします!

  28. 桑山さん 南澤です 桑山さんがガザに行っているというニュースを嫁さんから聞き、今、活動レポートを読みました。日本にいるとガザでの出来事が遠く感じます。まして、日々の生活に追われるようになると、まさに自分の生活が世界の中心になってしまいます。そんな中、桑山さんのレポートを見て、そして、毎年むつ工高で見る「地球のステージ」での話を思い出し、ガザがイスラエル問題が一挙に自分の身近なものになりました。
    空爆の中、命を賭けて救う「命」
    多くのコメントにもありましたが、桑山さんの命は、家族だけでなく、「地球のステージ」を通じ桑山さんを知った生徒や多くの人にとっても、かけがえのない命です。
    同様に空爆やハマスの攻撃で亡くなった多くの人にも、その命を悲しむ多くの人がいるのだと、つくづく思い知らされます。
    今、日本にいる自分は祈ることしかできません。でも、これほどに祈らずにはおれない、祈ることでしか桑山さんの安全を、パレスチナの平和を願えないことを歯がゆく思います。
    昨年来、ガザでの映像を見て考えていたことがあります。それは、パレスチナ・イスラエルの人にとって真に求めるものはなんなのだろうかと言うことです。「求めるものは、平和なのか? 相手の殲滅なのか?」ガザで戦争の現実を目の前にしている桑山さんや当事者である、パレスチナ・イスラエルに住む人にとっては、もしかすると不謹慎な質問なのかも知れません。でも、もし、当事者(政治的な指導者ではなく、そこに住む人々)が「平和」を求めるなら、希望はあります。平和に続く道や方法を、日本に住む私たちも模索し、行動していきたいと思います。
    世界の未来は私たちでつくり上げれると思うのです。
    明日から(19日)学校が始まります。桑山さんのこと、生徒にも伝えます。伝えることで、知ることで、関心を持つことが「変化」のきっかけになると思っています。
    そうそう、今年8月上旬仙台で予定の開発教育・全国研究集会での「地球のステージ」のこと。同じく8月に八戸である国際教育の全国研修会での「地球のステージ」のこと、帰って来たら話さないといけないことがたくさんありますね。
    最後に報告を 12月5日に子供が生まれました。双子の女の子です。名前は「愛里=あいり」「優空=ゆうか」と言います。8月の地球のステージの時には連れて行きます。是非会ってやってください。
    とにかく、無事に帰られんことを祈っています
    2009年1月19日 AM1:16  むつより 南澤英夫

  29. はじめまして。
    縁あってこちらのブログにたどりつきました。
    勇気や、誇りや、愛、優しさ、、、、、
    どんな困難な状況にあっても、その人間としての本質を失わず、強くやさしくありつづけたいと思います。
    勇気を見せて下さってありがとうございます。
    どうか、そのお役目を全うして、また日本へ戻ってきて下さい。お祈りしております。
    私も、せいいっぱい勇気と愛をもって、自分の役割を生きます。ありがとうございます。

  30. 桑山さんが実際に見て・関わって私達に伝えてくださった戦争の被害者は大勢の被害者の極一部ですが、本当にその一人一人のことを思うと辛いし苦しいし「神様どうしてですか?」と問う自分が居ます。
    その何百倍もの大切な命が無惨にも奪われてしまって、怒りの・憎しみのエネルギーを増すばかり。
    あきらめ・絶望が襲います。
    それでも、人間がすごいのはそこから立ち直る事が出来ること再び希望を持つという強靭な復元力が誰にでもあること。
    そのことも桑山さんがステージで私達に伝えてくださっている。本当に地球のステージは凄いですよね!!
    先ほど、携帯のニュースに「ハマス、ガザでの即時停戦を宣言。一週間以内にイスラエル軍がガザから撤退することと、人道支援物資の搬入の許可をイスラエルに求めた。」とありました。
    そう簡単にはいかないのでしょうが、とにかく、武器を持っての戦いをやめて欲しい。
    一日も早く人間らしい生活、当たり前の日常がやってくることを祈ります。

  31. 私たちが一心に桑山さんとパレスチナの命を祈っているこの間にも、郵貯や大手銀行預金からイスラエルの軍事費へ多額のお金が流されてます。ぜひこのことをマスコミのみなさんは報じてください!私たちは預貯金を通じてイスラエルのパレスチナ侵略に加担させられています。私たちは祈るだけじゃなく明日にもできることがあります。ろうきんや市民バンクをご活用ください。信じられなければどうかご自身で調べてください。アメリカ・イスラエルの軍事政策に支援しない政府を作っていくのも、このブログを読んだ私たちの役割と思います。選挙もパレスチナ平和と密接な関係があります。私たちは考えている以上に世界を変えていける力があります。知ってください!

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