昨日は平成29年度1次隊(今は2017年度隊と言うそうですが)、二本松訓練所でのステージでした。
この隊次より任意参加、選択講座になってしまったことで、本来は180人超の候補生が昨日は50人ほどの参加でした。落ち込みます。駒ヶ根では50%くらいの参加率でしたが、二本松は30%を切る参加率でした。
みんな語学で忙しいのだと思いますし、煮詰まっているからステージどころではないのだと思います。しかし、320キロの道のりを3時間かけて走り、帰りも夜の10時に二本松訓練所を出て夜中の1時に海老名に着くという苦労を背負ってでも、どうしても会いたい協力隊候補生の皆さん。
激減する参加者に落ち込みながらも、その後の質疑応答や、物販の場における交流の時間は「やっぱり協力隊はいい!」と思える人たちばかり。意識の高い人たちが来ているのだということを実感する思いでした。
でも一方で語学で煮詰まり、こころに余裕がなくなっている人こそステージに来て、「自分は何を目指してここ(訓練所)に来ているのか」ともう一回取り返してもらいたいと思うところもあり、訓練所のスタッフの皆さんと話し合って、2次隊にはもっと効果的な広報を行い、少しでも多くの参加者(特に語学で煮詰まっている人)を誘おうと言うことになりました。
これはこの機関のトップが「地球のステージ」はもうやる余裕が(時間的に)ないと言ったところを、二本松の洲崎所長が談判してくださって、なんとか首一枚でつながり、選択制だけれど残ったという経緯です。だから、訓練所のスタッフは皆さん「なんとしてもやりたい!見せたい!」という気持ちで支えてくださっています。ありがたいことです。
終了後も何人かの候補生の方から、
「どうしてこれが必須講座ではないのか」
という疑問を提示してくださる人もいらっしゃいました。
いずれにせよ試練のとき。ここは踏ん張りどころだと思って、毎隊次ごと、質の高い公演を継続していきたいと思っています。
まだからこそ、その「質」を求められているのだと思って頑張ります。
そして寄せられた多くの協力隊、そのOBそして、現在の訓練生の皆さんからの声です。
地球のステージは、自分の印象に深く残っています。きっと一生忘れません。訓練中に見れたこと、本当に貴重な体験でした。ステージの後、泣きながら質問する訓練生、言いづらいだろう過去を含めて先生の意見を求める訓練生、いろいろな訓練生がいて、このステージは印象に残りいろんなことを考えさせてくれるだけではなく、みんなの気持ちを引き出すことまでできるんだ、と、とても驚き、ひたすら感動したことを覚えています。ぜひみんなに参加してほしいなぁ。参加して良かったって絶対思うはず。訓練所を出て思ったことは、訓練所は語学を学ぶためだけのところではなくて、もっと大切なこともたくさん学べるところ。それを胸を張って言うには、このステージは必須だと思います。帰国後、またぜひ見たいと思っています。お忙しい毎日かと思います。
2016年度2次隊ラオス 宮林春佳さん(助産師)
自分自身 新卒で訓練所に来て、大勢の皆さんから学び、そこで考えながらも悩んでいた問いと重なり 役割について公演後に質問させていただきました。お答えを聞き、少し肩の荷が下りたような気がして、またステージの実際の話からも学ぶことも多く 参加してよかったと思える2時間でした。 本当にありがとうございました!
2017年度1次隊ガーナ 遠山宏樹さん(青少年活動)
訓練所の語学で行き詰まって不安いっぱいだった時、桑山さんの地球のステージを聴いて心の底から泣いたことを今でも覚えています。
確かに当時の自分は心に余裕がありませんでしたが、あえてあのタイミングで聴けたことに意味があると思っています。
苦しいときほど、協力隊になぜ来たのか、という原点を忘れがちです。
それを思い出させてくれた桑山さんに、心から感謝しています。
多くの訓練生の方に、桑山さんの想いがこれからも届きますように!!
2016年度2次隊キルギス 岩崎未来さん(青少年活動)
選択講座にしたら激減~ちょっと驚きました。
協力隊志望者でも、高い志と使命感が変化していくのが現在の風潮だったら気がかりです。
(私事)・・家内の事でばたばたしてしばらくブログを見ることが出来ませんでした~悪しからず。