里子の子どもたち

今日は早朝にヤンゴンを出て中部シャン州のヘイホーに飛びました。

 ヤンゴン国際空港も新しくなり、国内線も見違えるようなビルに変わりました。その影響なのか全てが時間通り。ヘイホー空港にはイェイェさんが待っていてくれました。

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 ちょっとやせた感じのイェイェさん。さっそくミャッセ・ミャー村に向かうと小学校には子どもたちが集まっていました。

 よほどイェイェさんが信頼されているのでしょう。一人も欠席することなく支援を受けている子どもたちが集まってくれました。たった半年だけれど、子どもたちの成長ははっきりと伝わってきます。

 愛知県の田中さんが里親になってくれているテイン・リンくんは、どんなことにも意識を巡らし、1つ答えると10の質問が来るほどの秀才になっています。

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 うちの事務局、優子ちゃんが里親になってくれているミュー・ティット君はみんなが飲んだ後のジュースの缶を自ら集め、自分お家に持って帰りました。見て見ぬ振りをしない少年になっていました。

 島根の獣医師川上さんが里親になってくれているキン・テ・スーさんは、先日郡の数学大会でなんと一等賞を獲得し、トロフィーを持ち帰りました。あと2年、学校で勉強したあとに大学を目指すことになりますが、現在の強い夢は医学部への入学です。

 川上さんの娘さんと同じ道を進もうとしている彼女に、光を見た思いでした。

 

 こうして、ミャッセ・ミャーの子どもたち、4学年全てが里親に支えられて半年間学校に通えました。今は新学期前の夏休みです。6月からいよいよ新しい学年。今回新しく8年生になるのは9人。これから新しい里親を見つけて行かなければなりません。

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 現在継続の学年を支援して下さっている皆様。みんな手書きのメッセージカードに記入してくれました。帰国後皆様のお手元に日本語の訳を下段に書き込んだものをお送りします。

 遠い国、ミャンマーを身近に感じていただけることと思います。

 

 明日は、パオ族の心のよりどころ、カックー寺院の空撮です。パオ族の代表部にしっかりと許可を頂きましたので、思い切り空からのカックー寺院の撮影に入ろうと思います。

 

桑山紀彦

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