映画撮影大成功!

今日は心理社会的ケアのスーパーバイズ講座の最終日、映画ワークショップでした。

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 この日のために書き下ろしたシナリオ「オリーブの声」は、色んな意見を取り入れていくつかのセリフを変更しましたが大筋でまとまり、今日は撮影に臨みました。

 気持ちのいい晴天と、ベストな気温に包まれてさわやかなラマラの風に吹かれながらの撮影でした。主演のサディール、マヤ、ロアは事前の練習が効いて、各シーンをすらすらとこなしていきました。それでも最大でテイク7まで行くようなシーンもありましたが、2時間半の行程の中、みんな疲れることもなく最後まで集中力切れずに行けました。

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 スタッフやインターン、ボランティアが見守る中、オリーブの木の下で出逢う不思議な老人は、カウンターパートナーのナセルさんが民族衣装を着込んで臨みました。みんな楽しそうに、わくわくどきどきで各シーンごとに撮りためていけました。

 そして午後1時30分、クランクアップ。わき上がる盛大な拍手はこのワークショップの目指すものがみんなに受け入れられたものなのだと思います。

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 これからも映像、映画制作と心のケアは密接に結びついて行けそうです。

 

 夕方主演したサディールの家に寄りました。

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 難民キャンプという過酷な環境の中で暮らすサディールですが、成績は常に90点以上で最優秀。今の夢は学校の先生、医師、ジャーナリストのすべてになることだそうですが、かないそうだからすごいと思います。

 そんなサディールの思いや願いのつまったこの映画「オリーブの声」。夜に編集しましたがあっという間に完成。著作権フリーの音楽を入れて、ほぼ最終版までできました。ただ英語、日本語字幕はまだまだです。

 明日はみんなで上映会。それが終われば国境を越えてヨルダン、そして帰国へとつながっていきます。

 長い支援活動になっていますが、今回も多くの収穫を得た感じです。

 

 あと1日でこの長かったセミナーが終わります。

 

桑山紀彦

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