映画「地球のステージ~ありがとうの物語」をご覧になった方は、最後の「ご協力頂いた皆さん」で流れる、エンディングロールの中に「やかんみかん」を見つけることでしょう。
「やかんみかん」
それは「夜にこたつでミカンを食べながら談笑する会」、ではなく、
「やすぎ 環境と未来を考える会」のフレーズをとった名称なのです。
代表の井塚さんは、ほんとうに一生懸命、自分の住む町、島根県安来市の環境や未来を考えるハンサム・ガイなのです。
今年で3年目を迎える安来のステージも、またまた多くの市民の皆さんが集まり、大成功に終わりました。それでも、やかんみかんは常に発展し続けようとしています。
「”地球のステージ”を呼ぶ団体と思われるのではおかしい。日ごろからの活動をちゃんと理解してもらい、その上で”地球のステージ”と関わろう」
という実に自立した指向のスタッフを持ち、いろんなことを考えながら、これまでの3年間やってきました。
やかんみかんの皆さんと関わっていると、「19,20歳になったら都会へでてく」という考え方が実はいつの間にか「すり込まれていただけのこと」であることに気付きます。
もしも子どもたちが「僕はずっと両親といたい。自分の街に住み続けたい」と思うのであれば、
「それでいいんだよ」
といってあげたい。
「地方には仕事がないからね~」
という人もいるけど、本当にそうだろうか。そう思わされているのではないだろうか。
実は視点を変えたり、探してみれば、納得のいく仕事や生き方が見つかるかもしれないのに、いつの間にかそう思わされているだけなのではないでしょうか。
豊かな自然があって、仲間がいたら、ふつう「ここに住み続けたいな」と思うのがふつうなのかもしれないのに、無意識の中で「都会にでていってなんぼ」という指向が植え付けられているだけなのかもしれない。
安来の皆さんと関わると、「地方に生きる意味」や「地方で暮らせる喜び」を感じさせてくれる。
いや、島根県民ってそういう人がすごく多いように思う。
だから僕は島根が大好きだ。誇らしい人々、静かな熱意で活きている人々、たくさん知っている。
そんな島根にこれからも元気をもらいながら、日本中に、
「今生きているところが”最高”って言えるようにがんばりましょう!」といいたい。
それは東京であっても、大阪もであっても、島根であっても、山形であってもどこでもいいように思うんです。
自分が納得して生きていこうとしているのであれば・・・。
唯一、共通の趣味である旅行、車中泊を繰り返しながら20年近くかかって残すところ車での北海道一周で日本制覇!この夏、実現するはずだったのに、レギュラーの座をとられるわけにはいかず・・ずっとずっと前から計画していた旅行がドタキャン!!炎天下の部活動を選ばれ私達夫婦はみごと子供にふられたのでした。そこに家があるから帰ります。旅行に行っても帰ります。確かにほっとします。どう頑張れば 好き と言えるようになるのでしょう・・・おしえて
自分が納得して生きていこうとするしかないのでしょうか・・
桑山さん、いっぱい書いてもらってありがとうございます。さすが感性が鋭く優しい方ですね。うちの会の意味も理解したうえでスクリーンにも届けてくださり、僕たちの伝えたいところまで表現していただいたのが本当にうれしいです。
公演後の来場者の感想にも「安来の風景でなぜか涙が出て、あらためて自分は安来が好きなんだと感じた」というものがありました。自分たちがいい環境を望むならば、いい社会を望むならば、そのために行動することですよね。そこに人間個人個人の誇りと幸せがあるような気がします。
毎年このステージを開催するときに一番考え悩むのが、「自分は何を伝えたらいいのだろう」「どんなふうに伝えたらいいのだろう」ということです。でも悩み切れずに忘れてしまうことがほとんどですが(^_^);
今の文明が幸せの象徴と捉えられやすいのですが、それこそが刷り込みではないでしょうか? 地球の上でいろいろな世界・どんな環境にいても、世界を想い、自分が自分の命を活かしてやることが幸せなんじゃないかと思います。そして次の未来へ伝えてやれれば僕の命も喜ぶのではないでしょうか? これがNori様への答えにもなればいいですが・・・
今は「地球のステージ」と係れて、多くの感想を読みながら幸せを感じています。自分の立ち位置から本当の豊かさを伝えていきたいと思います。ありがとうございました。
ありがとう 井塚さん
地球のステージを観ていると今まで自分は何をしてきたのだろう・・と考える事があります。
日々、流れるように過ぎ、気の滅入ってしまう事が多い中、過ごしているだけで精一杯・・・
行動するにはエネルギーを必要とし、どうしても楽な方へ流れて色々あきらめていたのが自分です。
今日のコメントでテンションup! 少し自分のハードルを高めに設定してみようかな と言う勇気が湧いた気がします。
強き、優しきリーダーのいる安来はそれだけで良いところだとおもいます。 ありがとうございました。 井塚様へ
そして地球のステージはやっぱり偉大なオアシスだ。
Noriさんへ
そうですよね。「地球のステージ」はオアシスだと思います。だからこそみんなに届けたいと思ってしまいます。またその届かないギャップに悩んだりもするのですが・・・
僕も島根で6年前から「地球のステージ」を開催してきた「たいようクラブ」にかかわらせてもらっていたお陰で、安来でも「地球のステージ」ができるようになりました。もともと人の前に出られるタイプではないのですが、やりたいと思いながら、家族や仲間の優しさや、いろいろな縁や、出会いに助けられて、背中を押されて一歩前に出ることができました。そして始めたら、ステージを応援する人や感動したたくさんの方とかかわり、人と巡り合えてまた楽しく、勇気づけられました。
これもひとつの旅のような気がします。もちろん辛いこともあります。でも自分が歩きださなければ何も始まらない。あのたくましく生きる子どもたちに学びませんか。「地球のステージ」はいろんなことを教えてくれます。
あらためて考えさせていただきました。こちらこそありがとうございます。
以上 / 未来のために!と願う井塚でした。