今日は一夜明けて、朝から外来、そして13時30分から3年ごとに呼んで下さっている藤沢市立明治中学校のステージでした。
昨日の終了後からかなり積極的な声帯の治療を行い、一晩でどこまで回復できるか緊張しましたがほぼ8割、声は戻りました。でも一番の支えだったのは、明治中学校のみんなの「拍手」だったと思います。
最初に今日の声帯の状況を伝えた上でステージに臨みましたが、みんな本当に心のこもった拍手でずっと聴いていてくれたのです。音程が不安定であったり、時にだみ声になったりする部分はありましたが、最後には声がかなり回復して透明度がでるようになりました。
やっぱり「応援」というものは、人を支えるものだと実感しました。明治中学校のみんな、ありがとう。
そしてその後も16時から19時まで患者さんを診て羽田空港に走り、20時30分の関空行きの飛行機に乗って今日は奈良県橿原に泊まっています。明日は午前中に橿原高校。まだまだ声帯の状況は不安定ですが、とにかく土曜日まで連続公演は絶えることがありません。いつも「試されている」自分ですが、頑張り抜きたいと思います。
それにしても今日もう一つ嬉しかったのは、7月から通ってきていた小学校4年生が学校に行けるようになり、今日で「卒業」になったことです。こういう出来事もまた、僕を支えてくれています。
桑山紀彦