第6回全国平和首長会議総会

今日は平和首長会議の公演でした。

 広島市長が会長、長崎市長が副会長を務めるこの平和首長会議は、これまで広島・長崎が行ってきたのですが、今回千葉県佐倉市長が関東圏で初めて名乗りを上げられて実現に至った第6回総会です。

 全国の首長(市長、町長、村長のみなさまなど)哉関係者の皆さんが佐倉市に開始、平和について考える重要な会議の基調講演に呼んでいただけました。

 我が故郷、飛騨高山の市長様も来て下さっており、図らずも高山のおみやげを頂いてしまいましたが、嬉しいものです。

 しかし、全国の首長が一同に集まっていらっしゃる会議では、その緊張がピークとなり、最初わたわたしてしまいました。しかし「ルワンダ篇」「ガザ50日戦争篇」「ヒロシマ・ナガサキ篇」「故郷篇6」の4作品で75分版を創り、佐倉市の映像や、佐倉にあった第57連隊(先の大戦でレイテにて玉砕)の資料なども使わせていきながら、この特別編を制作して臨みました。

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 田上長崎市長様にはずいぶん評価していただき、「国際理解の視点からの平和」「心の中の平和観」というものが「地球のステージ」の主張と言うことで受け入れていただけたように思います。今後長崎で拡がると良いなあ、と思いました。

 松井広島市長様には以前広島で見て頂いていますが、「フルで見たのは初めてだった。今後もしっかり伝えていって下さい。」と激励いただきました。

 この大仕事をお誘いいただいたのは、蕨(わらび)佐倉市長様でしたが、今後佐倉市の学校で子どもたちと会えるといいと思いました。教育長様がずいぶん興味を持って下さっておられます。

 それにしても、どっと疲れました。やっはり緊張が半端ではなかったんでしょうね。ステージ直前の転換の仕方のあまりの無理さにもびっくりしましたが、市役所の皆さんが手作りでやっていることなので、それは今後の課題として…。

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 佐倉の平和への取り組みは最後の子どもたちの大合唱でストレートに心に響いたように思います。そして最後の田上長崎市長様のしめの言葉。

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「私たち広島・長崎は、ヒロシマ・ナガサキであるが故に伝えられることもありますが、そうであるが故に伝えきれないことがあるのです。今大切なことは、ヒロシマ・ナガサキではなくても一緒になって同じことを伝えていくこと。それが大切なのです。」

 本音で、大切なことを語れる、素晴らしい市長だと思います。共に何かできたら、と思います。

 

 明日は広島。尾道商業高等学校のステージ。久しぶりの広島です。

 

桑山紀彦

第6回全国平和首長会議総会」への2件のフィードバック

  1. 昨日、図らずも太平洋戦争の記録映像を見ていました。
    今の日本では考えられない、無茶苦茶な恐怖の社会があった事実に、恐ろしさと悍ましさが後味悪くの残りました。
    やはり悲惨な戦争の記憶は消してはいけない、」伝え続ける」のが重要だと思います。

  2. 桑山紀彦さんのブログ『地球のステージ活動記録』昨年12月6日付、千葉県佐倉市での報告の中で「来年、佐倉市で全国平和首長会議が行われるので、そこで『地球のステージ』を?」とありました。妻は仕事で行けなかったので、この日をとても楽しみにしていた私は、一人で参加しました。
    『第6回平和首長会議国内加盟都市会議 ・ Peace from Sakura』手話通訳もついていて、とても素晴らしかった!行って良かったの一言。
    この会議の国内加盟自治体(市区町村)代表の方々約140名。一般参加者含めて佐倉市民音楽ホール約500席は満席。
    第一部
    地球のステージは、後半に広島・長崎の内容も入っていて、最後に歌と佐倉市の映像がもり込まれ心温まるステージでした。今までのステージとは違う感動がありました。
    第二部
    平和講演(荒川彰二氏)の佐倉市に明治から太平洋戦争終戦まであった歩兵第57連隊のお話し。最初は寒い満州に派兵されていたのが終戦近くになると暑い南方レイテに移動させられて、玉砕という悲惨な最後。言葉が出ませんでした。
    佐倉市で行われている、中学生が被爆地を訪問する佐倉平和使節団事業として今年度、広島に行ってきた生徒による平和学習の報告。素晴らしいことをしているなぁ〜。
    その中で紹介された、元佐倉市広島原爆、被爆者の会代表であった故山本昌司さんのビデオによる平和メッセージは涙が溢れてきました。山本さんは昨年末に亡くなるまで、生前この使節団に共感されて多額の寄付をされたそうです。
    最後に佐倉市にある小学校佐倉、白銀(しろがね)、臼井、間野台の児童約200名による4校合同での合唱「平和の鐘」は圧巻。舞台と左右壁際に児童たちが立ち、聴こえてくる歌声に感動して、身体が震えました。
    最後に長崎市長・田上富久氏の閉会のことば。平和へのメッセージが伝わってくる、素晴らしい挨拶でした。
    このような機会を与えてくれた『地球のステージ』に感謝!!

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