東ティモール3日目

今日はハトリア郡のファトボル村にSISCa(包括的保健推進事業)で巡回診療に出かけました。

 ファトボル村はずいぶん長く関わって来ている山間の村ですが、健康を守るための保健事業はずいぶん発展したなあ、と思います。

 全く何もない時代から、最近の発展をみてみると東ティモールのこの16年の進歩がとても頼もしい感じです。アイダも最近は本当に自信と確信を持ってこの巡回診療にあたっています。最近はそんなアイダを支援することが中心で直接患者さんを診ることは少なくなりましたが、その一つの理由にこういった村にも医師が配置されるようになったことです。だから基本的に日々診療しているという状況が生まれているということなのです。

 それでも残念なのは、その医師たちに全くやる気がなく、その職責を果たしていない人が高率でいることでしょう。それでも彼ら彼女らの身になってみれば同情もわきます。なぜならこの国に医学部がないということで、キューバに連れて行かれ、そこで言葉もままならぬままに詰めもみ教育をされ、聴診器のあて方も教えてもらえないカリキュラムを終えてようやく帰ってきたら、先輩も指導者もいないたった一人の山村の診療所に行けといわれ、そこで「しっかりやれ」とだけいわれて孤立しているのです。

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 それでは医師たちもやる気を失っても仕方ないとさえ思えてきます。ほとんど患者さんの診療に熱意もなく、暇があれば首都のディリに降りていき、村には居着かない医師たち。困ったものだとみんなが思っていますが、実は医師たちも「どうすればいいんだろう」と思っています。

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 だから僕たち「地球のステージ」はこれからもこの分野で活動を継続していきたいと思っています。アイダはそんな医師たちにも寄り添い、理解を示しながら粘り強く診察の方法を伝えようとしています。うちの現地駐在菊地陽さんも基本的には「指導」を中心に現地への技術伝達を基本としています。いい仲間に恵まれて良かった~。

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 そんな中、今日もドローン撮影で山道を行く2台の「地球のステージ」クルマの様子を捉えてみました。こんな映像を今後の「地球のステージ」でも使っていきます。

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桑山紀彦 

東ティモール3日目」への1件のフィードバック

  1. 空撮で見るだけでも随分落ち着いた国になったという感じがします。
    使命感とか、モラルとか情操教育も色々と大変そうですね~ご苦労様です。

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