今日は名取事務所で仕事だったので、「閖上の記憶」に入りました。
7月の平日だというのに、小齋館長は宮崎からの学校の先生の案内ガイド、長沼さんは山形市の社会福祉協議会の案内ガイド。「閖上の記憶」に入ると奥の映像ルームでは熱心に映像に見入る人が…。
多くの人に利用され、その存在価値をずっと維持している「閖上の記憶」は多くの被災された皆さんで支えられています。
今日も(向かって左から)渡辺さん、小齋館長、桑山、針生さん、千尋さんが番人として守って下さっています。もちろんその横には閖上中学校遺族会の慰霊碑。もう遠くに閖中は見えていないけれど、代わりに新しい町の立ち上がりが見えるようになりました。
先週日曜日にこれまでの佐々木市長が落選し、新しい山田さんという人が市長になりました。誰になっても、この閖上で起きたことをしっかり伝えていこうとする私たちの「邪魔はしないでね」と思うばかりです。一人一人の人間の存在を大切にしていきたいと願う私たちは、民間であることもまた誇りの一つにしながら、行政とはいい関係でいきたいと思うのです。
やっぱり名取に戻るとほっとする。
事務局には丹野さんも来てくれてひとしきり今の状況を話し合いました。
今年度は宮城県教育委員会との仕事で学校への出張語り部「命を伝える集い」~全15校無料で行けます。
是非宮城県内の小中学校の皆さん(仙台市を除く)、丹野さんや大川ゆかりさんの語りを子どもたちに聴かせませんか!
桑山紀彦
「伝える活動」の継続は大切ですが、閖上の記憶の維持と語り部の活動費の確保が心配です。