1日遅れましたが、昨日帰国しました。
昨日は日曜日でしたが、1日海老名で診療。今日は診療とステージですが、明日から熊本の現場に入ります。
以下、スタッフの桑ちゃんがレポートを送ってくれました。
子どもたちとのレクは、臨床心理士の津田さんがリーダー、長澤さんがサブで担当。5名の子たちとその親御さん2名が参加し、体をほぐしたあと、ワークショップへ。テーマは「自分の木を作る」。画用紙に描かれたいろいろな木の中から自分の好きな木を選び出し、思い思いに色を塗ったりシールを貼ったりして自分の木を作った後、葉っぱの中に「好きな場所」「大切なもの」「思い出」「将来の夢・目標」を書き込むもの。以下、長澤さんからです:
【子どもたちの様子】
動作法のワークショップでは、意識的に体の力を抜くということに慣れていないようで、戸惑う子どももいましたが、津田さんの丁寧で分かりやすい実演で、子どもたちも太陽に向かって伸びーをしたり、床にだら~っと寝転がったり、みんなとても上手にできていました。
自分の木を作るワークショップでは、たくさんの色を重ねて自分の思うような色を塗っていく子や、自分の木合うシールを探して貼る子など、みんな工夫しながら作っていました。初めはおもちゃで遊んでいた子も、みんなの楽しそうな様子を見て、自分から参加していました。
最初は「書けない」と言っていた子どもも、次第に「初めはサッカーの試合に出られなかったけど、練習してだんだん出られるようになった」という思い出を語り始めました。そして、好きな場所は「グラウンド」。今は車がいっぱいでサッカーはできませんが、体育館からすぐのグランドは震災の前も後も変わらずりょうたくんにとって大切な場所のようです。
【今後の課題、気になること】
「言葉」を書くワークは、参加したお子さんには少し難しい面もあったようです。頭を使って考えることや話し合うことに躊躇しているようでした。たくさんの知らない大人(日赤の方、カメラマン、ボランティアさん、新聞記者)がいて、見られている感じがあるのかもしれません。
ただ、お子さんやお母さん達とお話する中で、寺坂水源には神様がいて、蛍が日本一出ることや、今は気候が涼しく、最も過ごしやすい季節であることなど、南阿蘇の土地のことを教えてくれました。
(熊本上空。シートがたくさんあります。)
桑山紀彦
熊本市内でもブルーシートの点在が目立ち、しかも無傷と思われる家が混在している様が
痛々しいです。