意思あるところに力あり

9月3日、その日はJICA本部でステージでした。対象はJICAとJBIC職員。長年、国際協力に携わってきているプロフェッショナルな面々です。「地球のステージ?何それ?」、「聞いたことはあるけど・・・」そんな知名度でしかないのは十分わかっていました。6年にわたり、海外青年協力隊の訓練所でステージを行ってきていますが、本丸での知名度は知る人ぞ知るにとどまっている現状を打破しようと、本部でステージを開催できないかずっとこの日を待ち望んできたのでした。
そしてこの日を迎えました。昨年、今年とアフリカで働く職員や専門家、協力隊員を取材してきてまとめた、「地球のステージJICAアフリカ版」のお披露目も兼ねていました。桑山さんも私もドキドキでした。2作品の初演にあたります。そして国際協力を仕事として行っている人々の目に、地球のステージはどう映るのか・・・などなど。
始まってみると、とても反応がいいんです。笑ってくれるし、シーンと静まり返って心を傾けてくれているのがわかるんです。もちろん最後まで緊張はしていたのですが、いつしか楽しんでステージをやっている桑山さんの姿がありました。客席との相互関係なんでしょうね。

JICA本部にて
終わって感想を発表していただきました。どんな発言がでるのかドキドキでした。
が、その内容はとても嬉しい励まされるものでした。最初は何だろう?といぶかしがっていたが素直に感動した、国際協力を目指した当時の気持ちを思い出すことができた、自分たちのやってきた仕事を振り返り改めて誇りを感じられた、などなど。
今の世の中、なかなかストレートに「感動した」「涙が出てきそうになった」などなど言いにくいものだと思っていました、特に第一線で働いている男の人たちにとって。でもとてもストレートな言葉を伝えてくれるんです。とてもオープンで高き志を持っている人たちだと感じました。思ったこと、心に感じたことを賭け値なしに伝えることの出来る素敵な人たち。国際協力という仕事に自分の意志で取り組んでいる人たち。こういう人たちの意思が人と人をつなぎ、大きな力となって物事を動かしていくんだろうなあ、そんなことを思いながら感想を聞いていました。
とてもあったかい気持ちになれた、思い出深い1日でした。
ちょっと話は変わりますが、人の意思のすごさ、その力に感動した出来事がもうひとつあります。8月10日に大阪で1,000人を集めたステージがありましたが、その大阪チームからお菓子が届きました。外側は普通の和菓子でした。ところが、開けてびっくり、なんと

でした。
今までお菓子はいっぱいもらってきましたが、「地球のステージ」とのしがひとつひとつについた物は初めてでした。見た瞬間、思わず笑ってしまいました。さすが、大阪の人はやることが違う!1,000人を集めてしまうのもすごい!と思いましたが、この和菓子もすごいと思いました。心強きものは違うな、人の心を動かす力がある、そう思った出来事でした。

意思あるところに力あり」への1件のフィードバック

  1. 桑山さんやあきちゃんの緊張が温かい穏やかな空気の中で解けて良かったです。JICAの人たちとのつながりもますます強まっていきますね。
    8月22日の東村山でのステージでは、大阪から来てくださった方が「おしえて」を手話で歌ってくださいました!この場をお借りしてお礼申し上げます。桑山さんからの突然のご指名というサプライズに応えてくださいました。情熱的な手話ダンスに感激しました。手話通訳の方たちも、来年は私達も歌に手話をつけてみたいわ!と話していたとか。大阪パワー、こちらでも全開でした。感謝。

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