4月1日、開院

診察初日。

　自分はこの先どうなっていくのだろう、という不安の中で始まった4月1日でした。

　今回はネットで予約が可能としていることもあって、事前に数人の患者様からのご予約を頂いていました。たいした広報もしていないのに、なぜこうやってこのクリニックを探し当てられるのか。

　初めての首都圏での診察に、こちらも緊張しましたが、

「これまでいつもやってきたことじゃないか」

　と自分に言い聞かせ、緊張を自分自身で少し和らげながら外来を初めていきました。

　お一人に30分も40分も時間をかけてじっくりと話を聞く。それは2009年11月の開業の時もそうだったように、患者様が少ないからできることだとは思っています。でも、それ以降も僕は一人の患者様に15分はきちんと時間をとると心に決めて6年半診察をしてきました。

　確かに今はほとんど患者様がいらっしゃらないので、こういった時間の余裕がありますが、たとえ時間の余裕を失っていっても、

「話を聞くのが自分の役割」

　ということを忘れないでいきたいと思います。

　初めての医療事務である（弾丸）赤木さんも一生懸命頑張りました。

　そして診察券番号1番は桑山、2番は明ちゃん、3番は優子ちゃん…と身内の受診も含めながら外来を進め、終わったときにはなんと12人の方が診察を受けていらっしゃいました。初日から12人の方に来ていただけるとは！（半分は身内だろうが！）。でもまずは無事に1日目が終わりました。

　みんなどっと疲れていたと思います。

　でも達成感のある1日でした。丹野さんからお送ってもらった閖中遺族会の「枯れない樹」、そして江里ちゃんが送ってくれたキュートなお花。

　全国のみなさまからのお花は10を越えました。ありがとうございます。

　

　明日は開業＆開所記念式典。

　11時から始まります。「海老名こころのクリニック」と「地球のステージ」の開院、開所式典。桑山家はなんと3人が飛騨高山から、4人が首都圏からやってきて、まさに親戚郎党集合という感じ。

　是非みなさまもお時間ありましたら、のぞきに来て下さい！

　お待ちしております！

桑山紀彦