今日は穏やかな日曜日でした。
午前中から名取事務所の片付けに精を出し、この20年間でたまった書類や物品一つ一つに目を通しながら、要、不要を決めていきます。書類は全てスキャンしてデジタルデータに変換。保存を心がけています。かえってデジタルデータにした方が、あとあと目にすることが多いように思います。
そして午後からは「閖上の記憶」へ。
今日もとっても賑わっていました。やはり3月11日に関連して多くの皆さんがいらっしゃって下さっています。すぐ近くの「メイプル館」では、ずっとNHKが中継をしていますが、地元民参加は今日も「ゼロ」、東京のタレントが出てきてもっともらしいコメントを繰り返しているこの番組に、正直地元や現場からは総スカン状態です。僕自身、すぐそこでずっとNHKが全国中継している雰囲気を一切感じることもありません。警備員が堅くガードして黒い幕を張って立ち入り禁止の中で東京のタレントがコメントしているわけです。そんな番組に強い違和感を覚えて、すぐにチャンネルを変えてしまいました。
「5年目」と言うことでNHKも張り切ってやってくれているのだとは思いますが、地元の「素人さん」のほうがよっぽどこの「タレントさん」よりも、タレント(有能)であると思います。うちの館長、小齋さんも少し出演しましたが、もっと時間があったらもっといろんなことが話せたと思います。
しかし「閖上の記憶」には本当に多くのみなさまがいらっしゃって、今日も缶バッチ、あみーずのストラップ、新発売のDVD、売れていました。自立運営に大きな力となってくれています。
そしてりんりん、けんけんが事務所に来てくれるのもなんだか心躍る、最高の時間です。
ばっちり3年間、やり抜いた心のケア「心理社会的ケア」。それはりんりん、けんけんとの蜜月があったから成り立ったこと。この2人はいつまでも永遠に「仲間」です。
いよいよ6年目に入りました。
気を引き締めて頑張ろうと思っています。
桑山紀彦
為に作った言葉、語りが延々と流れ、親身感がないので民放をずっと見ていました。
まだまだ復興未だしで、心の傷は癒えない人々の多さに重い気持ちでいます。