きょうは嬉しいことがありました。
JICA二本松訓練所でステージでしたが、今回は平成27年度4次隊の皆さん。そこでフィリピンに派遣予定の菅野千里さんが話しかけてくれました。
「私、二本松第一中学校で1年生の時、「地球のステージ」を見ました。その時は、本当に衝撃を受けて、特に覚えていたのがフィリピンの少女のお話でした。そして同時にずっと記憶に残ったのが「ゴミの山」の話しでした。
私はその後大学に進み、社会人となって仙台で働いていましたが、どうしてもあのステージのこと、そしてゴミの山のことが気になってついに協力隊に行くことにしたんです。
しかも行き先はフィリピン。もちろんあの中学校1年生見た時のことが大きなきっかけです。そしてボホール島に行くんですが、職種は「ゴミの山」、つまり環境教育を選びました。
そしてついに、きょうお礼を言える日がやってきました。こうしてここで再会できたことを本当に嬉しく思います。自分の進む道に大きなきっかけを与えてくださって、本当にありがとうございました。」
もう13年前の話になります。
あの日は第一中学校の合唱祭の流れの中、市民会館でのステージでした。最後の故郷篇が終わってエンディングが流れると拍手が始まり、それが終わりまで鳴り止みませんでした。良く覚えています。
こうして「あの日、ステージに出逢った子どもたち」が協力隊、国際協力を目指してくれています。実は今日の司会をしてくださった候補生もまた、京都の桃山高校で見て一つのきっかけにしてくださいました。
ステージを続けて20年、3500回近い回数の中で出逢った多くの子どもたちが、世界に思いを馳せてくれている。それだけで十分でした。こちらこそ、「ありがとう」です。
今日も暖かい気持ちで極寒の4次隊、二本松訓練所から降りてきました。
日本の若者たちに大きな希望を持つことの出来た1日でした。
桑山紀彦
20年蒔き続けた種がまた一つ芽吹きましたね。
嬉しいニュースですで気持ちが和らぎます。
継続は力なり! 20年以上も続けてきた結果の一つではないでしょうか。また内容が実の有る事の裏付けではないでしょうか。今までのペースで頑張って下さい。