今日の寝屋川第5中学校は、素晴らしい中学校でした。
外は暖かくても体育館の中は本当に寒くて、みんなかなりの我慢を強いられていたけれど、じっと耐えて本当に私語一つない、立派な聴く姿勢でした。
拍手もさぞ手がかじかんでいるだろうに、立派に鳴らしてきます。その甲斐あって先生方も真剣に、公演に集中していただけたことと思います。終わったあとの校長先生のお言葉も大変納得されていらっしゃいました。それはステージの内容だけでなく、ご自身の生徒さんの聴く態度についても、です。
ほんの4ヶ月前に2人の中学生が殺害された街、寝屋川。でも、その暗く重い雰囲気を吹き飛ばすように中学生はまっすぐと前を向いていました。
大人が犯した大きな罪。それを背負わされる形で天に旅立った2人の中学生のことを思うと、涙がこみ上げてきます。自分も、中学校の頃はいろんなことをしでかしていました。夜の街に出て行ったあの2人も、そんな思春期のまっただ中にいたことでしょう。
でも普通大人はそんな中学生には、
「家に帰りなさい」
と諭すのが当たり前であって、手をかけるというのは一体どんな理由があるというのでしょうか。
正当化される理由など一つもないと思いますが、その疑いがある人間は黙秘を続けているという。そんな歪んだ大人がつくった世界がすぐ横にありながらも、今日の中学生は優しさにあふれていました。
寝屋川は大丈夫。
こんな素晴らしい中学生が普通に育っている街です。どうか色眼鏡で見てほしくないと思います。寝屋川は一生懸命優しさと正義の実現のために頑張っていると思いました。
「中学生が殺された街」という思い記憶を吹き飛ばすような、素晴らしい中学生にたくさん出逢えて、僕の寝屋川は元の通り、素敵で元気な大阪の街に戻っていきました。
子どもたちはまさに「活きて」います。
桑山紀彦
外が暖かいのに体育館の中が本当に寒い状況でのステージ、
生徒さんたちだけでなく、また、楽器演奏される桑山さまにとっても、
さぞかし大変厳しいステージではなかったのでしょうか?
そのような中、命の大切さについて、
生徒さんたち一人一人がしっかり聴く耳を持っていたことは、
公演する側にとっても感慨深く、嬉しい情況であったことと思います。
「子どもは活きている」~良かった!一安心です。
矢張り大多数の浄化能力がちゃんと流れているんですね。