岐阜の中学生、そして「映画「クロスロード」

岐阜県本巣の真正中学校。

 今年で3年目になるこの中学校は今、学区内に一戸建てがどんどん建って、生徒数が激増中です。先生たちも、そして実は生徒さんたちも日々変わっていく学校の環境に戸惑いながら過ごしているという情報を得て、今日はステージの3番に臨みました。

 確かに2年生の一部から少々ふざけや冷やかしが入りかけはしましたが、しかしもともと素直で前向きな岐阜の中学生です。途中でこちらの意図が伝わるとちゃんと聴いてくれます。壇上からも一切何かを指示したり、ましてや叱ったりすることもなく、良い雰囲気をつくりだしていってくれました。
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 2曲、音が大きかったのか、終わった瞬間の拍手がまばらでした。少々戸惑ったところがあったのかも知れません。そこで3曲目に入る前に、

「みんな、できたら拍手はびしっとね。心込めてくれると嬉しいよ~!」

 と誘って歌った「明日を信じて」。

 終わった瞬間の拍手の見事なこと。泣けてくるくらいの盛り上がりでした。本当に素直でまっすぐです。こうして大人の意図が通じれば、ちゃんと理解してついてきてくれる。やっぱりライブはいいな~。映画ではなかなかこうはいきません。
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 そして公演終了後の質疑応答。至る所で手が挙がりみんな真剣に、まじめに聞いてくるのです。ひょっとしたらふざけたかったり冷やかしたかったりしたのかもしれないけれど、本番になると一切そんなことはなくまじめに質問してくる中学生。6人に答えましたが、まだそれ以外に10人以上の手が挙がっていました。

 生徒数が増え、居住環境も変化してくると中学生も不安定になります。でも、持ち前の素直さと明るさでこうして一つになろうとする力もまた強いと感じました。

 是非また来年も真正中学校に行きたいです。毎年1回、同じ時間を過ごしながら互いの成長を確認し合いたいと思いました。中学校の毎年公演にはこういう醍醐味があります。

 岐阜の中学生よ!君たちは計り知れないポテンシャルを持っている!

 このステージに先立って午前中、映画「クロスロード」を見てきました。
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 青年海外協力隊発足50周年を記念してJOCA(青年海外協力協会)主導で制作されたこの映画、掛け値なく感動しました。主演がEXILEの黒木君という話題性が故に、ちゃらちゃらした内容になっているのではないかという人もいましたが、そんなことはない。黒木君の演技も、そして相手役の渡辺大(渡辺謙の息子)も素晴らしい演技で何度も涙流しました。

 どうかこの映画がどんどんはやって、協力隊や国際協力が身近になりますように。

 皆さんも近くの映画館を探してください!

 絶対に損はしません。行って良かった~見て良かった^と思って頂けると思います。間違いなく今年のNo.1映画でした!

 JOCAの北野所長から前売り券買ってて良かった~!

 こういう映画が流行る国になると良いな~!

桑山紀彦

岐阜の中学生、そして「映画「クロスロード」」への2件のフィードバック

  1. もしかして、最初はここで拍手してもいいの?と考え、遠慮したのかもしれませんね。
    でも、そのあとは拍手がすごかったなんて、本当に素直で嬉しいですね。
    桑山さまにとって、毎年、その生徒たちの成長を知ることも楽しみの一つではないでしょうか。

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