今日も京都は1日中雨。風も強く、ふと台風でも来ているのではないかと思うほどの荒天でした。
それでも、亀岡市の詳徳中学校は30周年記念行事を粛々と進めていらっしゃいました。
この中学校は11日に3年目のステージを終えた東輝中学校が、30年前に大きくなりすぎて分かれてできた中学校でした。
海老原校長先生は実は東輝中学校にいらっしゃって、昨年この詳徳中学校に異動され、呼んでいただけました。やっぱりこうして人が人につながりステージが拡がっていきます。
今後も京都の中学生に逢えますように。
そのまま京都の若手バイオリン制作者、高田さんの元へ愛しいバイオリンを預けました。高田さんは中京区の西ノ京で「Liuteria-TAKADA」という弦楽工房を開いていらっしゃいます。今日が初対面でしたがとても親切、博識。飛行機に乗せ続けてきたバイオリンをしっかりと調整して下さいました。
「魂柱がめちゃくちゃな状態になりかけていました」
とのこと。魂柱とは、バイオリンの内部に立っている1本の「棒」です。倒れてはいませんが、飛行機の振動なのかズレていたようです。しっかりした位置になった魂柱のおかげで試奏すると別の楽器になったような「鳴り」です。これからも時々調整しないといけないのですが、何せ1本しかないので、こんなふうに午前でステージが終わった時に、また京都で出せるといいなと思いました。
そうそう、詳徳中の先生が公演後飛んできて、
「この前”閖上の記憶”にいってきたばかりなんですよ。まさか”地球のステージ”がそこを運営している団体だったとは…。」
と驚いていらっしゃいました。
そんな偶然もまた嬉しいものでした。
来年は東輝中と詳徳中が同じ日でできたら、開催経費は安くなるし、こちらも移動の苦労がないし、是非そんな可能性を探っていきたいと思いました。
桑山紀彦
羨ましいくらい良い人と出会い、ことごとく強い結び付きを生かされていますね。
矢張り、通じ合える同じ思いがある穢れない心ががあるからでしょうか。
今回の祥徳中学校もしかり、三上様がおっしゃるように、
本当に良い出会いに恵まれていますね。
余談ですが、バイオリンの「魂柱」、初めて聞いた言葉です。
しかし、バイオリンにとってまさにその通りと思い、
その昔、この「棒」を「魂柱」と名付けた人に深く感動しました。
焦っていたのか、中学校の字を間違え失礼いたしました。祥徳ではなく詳徳です。