ついに11月11日の11時(現地時間)から、ガザ地区ラファ市で映画「ふしぎな石~ガザの空」の上映会が始まりました。
ガザ地区における公開は、今日が初めてです。
現地に入って上映を指導している前田那美子からの報告です。
「機材の不具合なく無事に上映会が終了しました。
参加人数はスタッフを除いて181人、アンケートは159人分集まりました。
大人から子供まで幅広い年代の人が集まりましたが、エル・アマル学校の教師や子役の学校の先生たちなど、中年層が多い印象を受けました。
キャストも皆大満足で、ここまでしっかりした映画に仕上がっているとは思ってもみなかったと、満足の様子でした。
特に、地元ラファの見慣れた地域が舞台であるという点が観客を引き付けていました。
ラファ市長も参加して映画を全て見てくれ「ラファ市での物語がここまで本格的な映像になって、世界中いろいろな人に見てもらえるのはこの上ない喜びだ。本当に感謝している」と万感の想いを伝えてくれました。このような喜びと期待の声は、本当に多くいただきました。
1時間じっと映像を見る事はなかなかできない国民性だと思うのですが、ほとんどの人が真剣に見ており、時に共感の拍手が起こりました。物語の中で各キャストが登場するたびに一人づつに対して拍手が起こるのですが、特に反応があったのが、アラファト議長の壁画の前、ヤシーンのセリフ、そして最後のダルウィッシュへ捧げるとのメッセージでした。
お母さんのメッセージは、会場中がサナさんの美声に聞き惚れているような雰囲気でした。ファラッハは、時にうなづきながら再度お母さんのメッセージを噛みしめているように見えました。
他の子役達も始終ワクワクしながら見ていました。特にメイキングは「こうやって撮影したんだよ!」と友達や家族に自慢しながらとても嬉しそうでした。ジアードさんは、エンディングの桑山さんの歌が一番気に入ったといっていました。
私はずっと会場を見渡してスタッフの動きや観客の反応をみていたのですが、時にキャストや知り合いがわざわざこちらに目線を送って来て、親指を立てて大満足の顔を見せてくれました。
参加者はちゃんと映画を見たくて集まった人たちですので、感じたことはすぐにスタッフに言ってきました「音が大きすぎる」「後ろの子供がうるさい」というのが数件あり逐一対応しましたが、誰も「見えない・見えずらい」と言っておりませんし、後方の人も最後まで疲れた様子もなく映画に釘付けでした。
とにかく「大成功!」と言っているスタッフ、この上ない賛嘆の言葉をくれる参加者、大満足のキャストや家族。これが上映会を終えてのこちらの状況です。
後日アンケート集計結果と合わせて、ちゃんとした開催報告をまとめさせていただきます。」
よかったよかった。
これが映画を創って一番嬉しい瞬間。そしてその後「国営パレスチナ放送」がこれを番組にしたいとのこと。多くのパレスチナ人に見てほしいと思いました。
そしてイスラエルの人たちにも。
改めて映画の持っている力の大きさを感じた1日でした。
桑山紀彦
ガザ地区ラハ市での映画初公開が大成功のうちに終わったとのこと、おめでとうございます。
次々と世に広まり、全ての人に笑顔が戻ることをお祈りいたします。
昨日は何かに導かれているように、
子供たちの笑顔を撮り続けている方からのメモ連絡に始まり、
夜は、何気なく戻った札幌の清田高校のブログの最初がファラッハ達の画像、
その上更に、長沼先生の新しいコメントまで拝読することができました。
ガザは大成功のようですね。
どんな声が聞こえるか、アンケートが楽しみです。
コメントをしたつもりが、時々番号入力を忘れて終わってしまっています。
もう一度(^o^;
上映会おめでとうございます!とてもいい反応だと伝わってきて嬉しいです。
また詳しいご報告を心待ちにしています(*^_^*)
想いは、パレスチナの方々にも、イスラエルの方々にも!ですよね…
この映画を観たみなさんの心が多くのことを感じ取るのだと思います。私も早く出会いたいです☆彡