特別警戒警報？

なんというすごい雨なのでしょうか。

　今日は午前中にJICA横浜にある「移住資料館」に寄り、来週からのパラグアイの取材に備えるための知識を求めてきました。

　みっちりと2時間、JICAのOVでいらっしゃる松田さんが案内してくださいました。ずっとJICAでブラジルの仕事に関わっていらっしゃり、退職後はこの移住資料館で案内ガイドをされていらっしゃいます。

　とてもためになりました。

　パラグアイに行く心の準備も出来たように思います。

　しかし外は大雨。横浜から海老名に寄りましたが、余りにすごい雨で前が見えません。結局圏央道の海老名から以北がぜんぶ落ちていたため、やむなく東名を使って世田谷方面に向かい、首都高を経由して東北道に入って、今日のステージの場所、茨城県古河市に向かったのですが、まさに強烈な雨雲と同じ動きをすることとなり、ものすごい道中となってしまいました。

　それでも、古河市PTA連合会の鶴見会長は本当に熱い心の人なので、多くの皆さんが雨の中集まってくださいました。

　古河市市長、教育長、校長会会長、市議会議長、全てが最後までステージを見てくださいましたが終演直後、

「堤防が避難水位を越えたので。」

　ということで、市長が出て行かれました。大変な状況です。それでも僕たちは今日中に宇都宮まで帰らなければならないので、洗車機に入っているような豪雨の中、4号線を北上して宇都宮に着きました。

　すると、

「栃木県に大雨特別警報」

　ちょうどそのど真ん中にいます～。明日は一番の新幹線で仙台に戻り、そのままクリニックで診察ですが、たどり着けるのでしょうか。

　雨と共に1日が始まり、1日が終わっていきました。自然のエネルギーとは、本当にすごいものです。

　さて、そんな中、アーベッドはというとなんと今日は2つの高校で講演会でした。

　仙台二華高等学校（旧仙台二女高等学校）と仙台東高等学校です。二華高校の石森先生からは、

「本当に素晴らしい講演会となり、もっともっと話してたかった。」

　と、アーベッドをほめていただけました。突然の国境通過許可を経て、本当に突然の来日となったアーベッドですが、みごとにパレスチナ人の「大使」としての役割を果たしてくれていると思います。

　明日は映画「ふしぎな石～ガザの空」のラファ市における上映会をにらんで、上映手法の学習です。

桑山紀彦