今日は小雨降る喜多方でステージでした。
喜多方というと「喜多方ラーメン」ですが、実は麺が太くて苦手です。それはまさに郷土愛、高山ラーメンは「極細縮れ麺」なので、それの逆を行く喜多方ラーメンを意識的に避けてきたように思います。
偏狭な郷土愛です。これではいけません。
今日の喜多方は「喜多方市赤十字奉仕団創立30周年記念」で呼んでいただけました。
赤十字奉仕団とは赤十字の精神を元に、その地域で活動するボランティア団体ですが、福島県の場合は実に活発に地元で展開していらっしゃいます。この赤十字奉仕団の福島県大会で、実に6年連続で公演させて頂いたことがきっかけで、その支部にあたる、福島のいろんな赤十字奉仕団で公演させて頂いてきました。
この奉仕団の皆さんと接していつも思うこと。それは「無償の善意」ということです。福島に生まれ、そこで育ち、日々の暮らしを脈々と営む歴史と過程の中で、人は実はこんなに素直に、あっけらかんと、「自分ができることをして、地域に貢献しよう」と思うようになるんだと思いました。
誰かが道ばたにうずくまっていたら、
「どうしました?」
と何気なく声をかけるその精神。実は本来人間には備わっているはずのものだと思うのですが、それが「赤十字奉仕団」という形を得て、より強くより前向きに表現されていらっしゃると思うのです。
ですから、「地球のステージ」をやってきても、その反応が実に素直でいらっしゃいます。
拍手も、笑いも、涙も、みんな素直なままに返ってきます。やってて気持ちが透明になっていくのがわかります。
こういった皆さんと逢うたびに、人はやはり本来性善的であり、優しき生き物であると感じます。最後まで重い荷物を一生懸命、皆さん運んでくださり、去る時は大きな手を振って見送ってくださいました。
日本の地方都市にあるこの原風景。それは、本来人が持つ、とっても良いところをはぐくみ、育てる力を持っているものだとまた感じました。
「ニッポンもすばらしい!」
またそう思いながらラーメン屋が建ち並ぶ喜多方の街をあとにしました。
桑山紀彦
性善説~いいですね。
人を信ずることで信頼関係が出来る~信頼関係が広がれば争いがなくなる~世界が仲良くなる~実現は夢でしょうか。
おはようございます。
人を助け、助けられることによって信頼されると思いました。
桑山さん私は今仕事が落ち着きました。
無償の善意素晴らしいと思いました。
素晴らし出いに感謝致します。また、ぜひ聞かせてください。再会をたのさみに。