今日は群馬県伊勢崎市にある公立高校、四ツ葉学園中等教育学校でのステージでした。
昨年度、太田市の群馬国際アカデミーも素晴らしい高校でしたが、今日の学校も泣かされました。インドの赤い顔のおじさんがウケることウケること。中学1年生から高校3年生までが集まってくれているのですが、その「賢い笑い」が要所要所で出てくるのです。
ちょっと冗談が入るけれど、余り笑うべきではないところはシーンとしています。そして拍手に「身」がこもっています。こんな素直でまっすぐな生徒さんが群馬にいます。
そして何よりこの公演はある一人の高校生が呼んでくれたものです。
彼女の名前は須藤涼子(すずこ)さんといいます。
今から3年前、中学校3年生だった彼女はJICAのエッセイコンテストに入賞し、その表彰式にいました。そこで僕たち「地球のステージ」を見て感動し、
「このステージを、なんとしても自分が大好きな四ツ葉学園のみんなに見せたい。」
と思い立ち、それから3年間、校長先生に会うたび「3回に1回は(本人の弁)」ステージ公演をお願いしてきたといいます。その執念がついに実を結び、高校3年になった今、彼女は「地球のステージ」を呼ぶことに成功したのでした。
中学3年生で決めた「夢」を3年かけて実現していった涼子さん。今日はご両親もいらしていて、みんな涙ぐんでいました。
将来は英語を活かして海外に出て、国際関係の仕事をしたいという涼子さん。
「とにかく、いろんな”違い”が素敵に思えてしょうがないんです。」
まさに異文化の相互理解をライフワークにしようとしている素晴らしい日本人です。そんな人材がこの学園にはいます。
公演が終わった時生徒会長のあいさつも素晴らしかったですが、その彼がちゃんと生徒さんの列にいた涼子さんを前に引っ張り出し、あいさつをさせてあげたことも素晴らしかった。
涙が止まらない涼子さんは、それでもしっかりと言葉を下さいました。
放課後、たくさんの同級生に感謝を伝えられた涼子さん。
「みんな、桑山さんの溢れるような想いをしっかりと受け取ってくれていて、人の温かさに放課後も涙が止まりませんでした!」
そして校長室で最後にあった時、
「桑山さんは世界5大大陸の最高峰を見て、夢を失ったといいましたよね。今の私がそんな感じです。「地球のステージ」をこの学校に呼ぶのだという夢はかない、そしてその夢は過去のものになりました。
だから私は次の夢を見つけるために頑張ります!」
あくまで前に進もうとする涼子さん。
これからも長い付き合いをしていきたいです。まずは次の夢はこの四ツ葉学園中等教育学校で、来年「地球のステージ2」を開催し、そこに大学生になった涼子さんが遊びに来ることです。
僕の夢でもあり、涼子さんの夢でもある。
頑張りたいです。
JICA、JOCAの皆さん、皆さんが脈々と続けている「エッセイコンテスト」はこんな展開を見せており、人と人をつないでいます。日本の若者を勇気づけ、夢を持つことに大いなる力を貸しています。これからもエッセイコンテストが永遠に続いていきますように。そして、授賞式の定期公演、いつもありがとうございます。今年度も2月ですね!
桑山紀彦
追記
先月昭和49年型のカローラ20を売ってくださった群馬県の旧車専門店「オートサークル」の福嶋さん、奥様、娘さんと共に来て下さいました。あの納車以来ずっとつながって下さって、会員にもなって下さっており、募金も下さって本当に人と人のつながりとは素晴らしいと思います。
福嶋さんご一家ともこれからずっとつながっていきたいと思います。
カローラは元気に走っております。
ひとりひとりの真っ直ぐな想いが繋がり生まれる新しい力、しなやかで力強く素敵です。元気が出ます。私も動きます!!
涼子さんの思いが、校長先生をはじめ先生方を動かし、そして、生徒さんたちの協力も得て、ステージの開催に繋がっていく・・・。
そうやって実現したステージを、それぞれがどんな思いで見たでしょうか。
「そうか、これを私たちに見せたかったんだ!!」きっと、ほとんどの方が、そう感じてくれたのではないでしょうか。
地球のステージは、ほとんどが口コミです。
一度見た方が、「これを見せたい!」と、周りの人の協力を得ながら開催につなげていく・・・というのがほとんどです。
四ツ葉学園のみなさんは、ステージからのメッセージを受け取ったのはもちろん、涼子さんからの思いも受け取ったことでしょう。
いや~
素晴らしい出会い
宝の山
四ツ葉のクローバー
言う事ありません
自分も四ツ葉学園入学しちゃおうかなぁ~
四ツ葉学園の者です。今回のご講演本当に感動しました。
続編も楽しみにしています。
同じく四つ葉学園の者です!
先日は、大きな感動を本当にありがとうございました。
こんなにも音楽や映像、ひとつひとつの言葉に心を動かされたことはありませんでした。
今回桑山さんの歌を聞いて、歌のもつ力を実感しました。心が震えて、涙がこぼれました。
この出会いに心から感謝します。
四つ葉学園の涼子の母です。
Facebookのほうに桑山さんのステージへのお礼の言葉を書かせていただきましたが、こちらでのあっこさん、キャサリンさん、 えち、かつさんの言葉にも感動させていただきました。
このステージを見ての感動を四つ葉の友達に見せたい!という娘の夢がかなったことが嬉しいです。
この素晴らしい
輪が日本の子供たちに広がって、やがては平和という形を取って行くことを願ってやみません。