今日は福島県二本松市の二本松第二中学校のステージでした。
これまで福島県の小中学校は、本当にすばらしい生徒さんたちで、神様みたいな子どもたち(理事の青山校長先生がよく使う言葉)ばかりです。
今日も素晴らしい快晴の中、二本松市に入りました。
ここにはJICA青年海外協力隊の訓練所があり、年に4回、そして協力隊を皆さんを支える「二本松地球市民の会」の定期公演があるので、年に5回通っている街ですが、今日は久しぶりに中学校に入ることができました。
校長先生や阿部先生がとても熱心に呼んでくださり、今日の日を迎えたわけですが、生徒さんたちは150人。実はとても恵まれた人数の中で落ち着いた中学校生活をされているようでした。
ステージの終了後に質疑応答の時間を設けてくださったのですが、3年生を中心にどんどん手が挙がりたいしたものです。
最初の質問が、
「旅とは、何でしょうか。」
深い質問ですね。
「旅とは人生の経験を深める教科書のようなものだと思います。」
そう答えました。
最後の質問は3年女子のゆりあさんからのものでした。
「夢をかなえるためには、何が大切なのでしょうか。」
深い質問です。すぐには即答できませんでした。頭で考えれば、
「あきらめないこと。努力を欠かさないこと。」
になるのかも知れませんが、僕は考えてこう答えました。
「自分の弱いところ、欠点だと思うところをしっかりと理解して、そこから逃げないこと。人と比べすぎず前の自分と比べて、その欠点と思うところを少しずつでいいから良くしていきたいと願うこと。自分の中の発展性を求めていくことで、夢は近づいてくると思います。」
みんながどう思ったのか、感想文が送られてくることが楽しみです。
こうして大好きな福島の子どもたちと今日も逢うことができました。
この二本松市には浪江町の仮町役場があり、生徒さんの中にも浪江から移住してきた人がいらっしゃいます。
いろんな苦労をしながらも、それを経験として人生を張りのあるものにしようとしている福島の中学生がとてもまぶしかったです。
これからも福島のステージが絶えず続いていきますように。
桑山紀彦
純な若者に夢に向かう灯台に明るい灯を燈しましたね。
この中学生が福島という謂われないプレッシャーに負けずに前進することを願っています。