今日は土曜日で活動はおやすみです。
でも僕も明ちゃんも休めません。それは今回持ち込んだ空撮機材で初めての東ティモール、空からの撮影に臨むからです。
これまで外国でドローンを飛ばしたことはありませんでしたが、これからは積極的に空撮を導入していきたいと思います。近い将来”許認可”という制限が必ずかかると思いますが、その時にはちゃんと免許を取って、プロとして飛ばしていこうと思っています。
さて、今日は協力隊のテレビ番組制作の仕事でこちらに来ている門上(もんじょう)さんと一緒に動きました。門上さんは平成25年4次隊でこちらに来て、ちょうど1年です。東京で長らく番組制作の仕事をされていましたが、東ティモール国営放送局に入って、子ども向けの番組を作る指導をされています。
今回のドローン撮影でも「子どもたちの驚く表情や姿を追いたい」とおっしゃっていたので、一緒にベニラレの棚田まで出かけました。
途中にひろがる東ティモールの風景は絶景です。
初めて高度120M、距離160Mという大台にまで飛ばすことができました。
東ティモールにおけるドローン撮影で嬉しいことはいくつもあります。
1)電線がほとんど入らない
2)障害物が少ない
3)子どもも大人も喜んで観に来てくれる
4)一人も批判めいたことをいわない
5)風が弱い
良いことばっかりです。
日本は正直この逆のことがほとんどです。
さてベニラレの丘に着いて、門上さんに「初号機」をお預けしました。
こちらは Fantom-2という撮影機材です。今僕たち「地球のステージ」は2人で飛ばすInspire-1という機材を中心に撮影しています。これは、一人が機体の制御、もうひとりがカメラの制御を画面を見ながら行う大がかりなものです。
でもこの初号機Fantom-2は一人で気軽に飛ばせるラフな奴です。
門上さん、さすが現場でカメラを回してきた番組制作者です。臆することなく初めてのフライトに臨まれました。その度胸と技術はすごいものでした。どんどん高度を上げ、どんどん前に進んでいきます。
「すげ~、やべ~、これいい~~!!」
絶叫中です。
そして子どもたちはというと、この飛行体にどんどん着いてきてくれます。東ティモールの子どもたちは本当に素直で、まっすぐです。
明ちゃんが会心のショットで撮影した、「ドローンを追いかける子どもたち」をご覧下さい。本当にきらきらした目で追いかけてきます。
思えば僕たちは子どもの頃、空を飛ぶものにとっても興味がありました。突然現れたこのドローン集団にすぐに溶け込み、いっぱい話しかけてくる子どもたち。
やっぱり東ティモールは素敵な国です。
明日は山間部、アイレウに入ります。みんなが、
「まるでハイジの世界なんだよ~」
というその山の中の「スイス」とはどんなところなのか、日曜日も空から見た東ティモールをお届けします。
もちろんこの映像は門上さんたちが作っている子ども向けのテレビ眼組にも使われる(予定だ)し、「地球のステージ」東ティモール篇にもたくさん出てきます。
ぜひ、ご覧下さい。
桑山紀彦
本当に空がきれいですね。
そして鬱蒼と続く森林の波。
いつの日か、開発の波がこの自然を侵食するのでしょうか?
本当に、子ども達のきらきらの瞳と笑顔は宝ですね…
平和のブルーと癒しのグリーン、きらめき…
改めて私達は、壮大な地球の自然の中の一員なのだという気がします。
素敵な写真をありがとうございます!元気とやる気が出ます!あとは…根気です。