ついに今日、1年の総決算である「大発表会」が敢行されました。
心理社会的ケアを開始したのが昨年の2月1日。丸1年の成果を次々に発表していくわけですが、ここまでうまく行くとは…。ひたすらこの「心のケア」がいかに必要とされているかがわかる時でした。
今回は日本サイドからの演出の関わりはあえて行わず、現地、パレスチナ流に任せての本番です。流行予想をはるかに超える過剰なまでの演出でびっくりしました。
まず大音量のBGM、飛び交うレーザ光線、オリンピックさながらの入場行進。出迎える人の波。全てが子どもたちの活動を盛り上げようとする大人たちの気持ちの集まりでした。
圧巻だったのは聴力障がいのある子どもたちの様子です。
障がいなど全く感じさせないほどの表現力で次々と発表を重ねていきます。
今回は、オリジナルの曲をつくっていますが、歌うのは国境危険地帯に住む聴力障がいはない子どもたち。そしてその間に挟って手話で踊るのが聴力障がいの子どもたちです。全く引けをとらない、いやかえってリードしているくらいの表情で臨みます。
そしてさらに圧巻だったのは演劇です。
確かにテーマは先の「50日戦争」ですから敵を糾弾するという内容にはなっていますが、正義の場、「法廷」において、「パレスチナの子どもたちを殺した罪」で有罪になっていく被告の姿を見事に演じていました。そして空爆によって障害を持ってしまった子どもを演じる聴力障がいのある子どもたち。
一点の曇りもなく、自分たちが信じるものにまっすぐ取り組んでいます。勇気を感じました。
最後にはこの心のケアを受けたことで自分がどう変わったかを、ナーダが力説しました。
こうして子どもたちとの活動は集大成の日を迎えて終わっていきました。みんな満足そうであり、それを見守る大人たちも大変納得を感じて会場をあとにしていました。
さて、1年目が終わりました。
もうすぐ3月から2年目が始まります。
2年目の中盤には映画の撮影があります。そうです、映画「ふしぎな石」のガザ版の撮影。その主人公として考えているファラッハはまだ9歳ですが演技力とその表情にはもう既にプロの領域を感じています。
今からファラッハの家族に説明に出かけます。もちろん、ファラッハはお母さんを5歳の時に亡くしていますので、まずはその年の離れたお姉さんに説明に向かいます。
撮影は7月下旬~8月上旬。
5つの石のかけらが集まって光った時、天からファラッハのお母さんが何を語りかけてくるのか。
停電続きで身体の芯から冷えてしまうパレスチナですが、みんなの心と思いは「熱い」ものばかりです。
桑山紀彦
報告ありがとうございます。想いを表現すること、伝えることの素晴らしさを改めて感じます。
私はインドネシアの20代の方達と出会い、一緒に日本の遊びを楽しんだり踊ったりしました。言葉の通じないところは合っても、それ以外のことでたくさん通じました。宝物は『家族』その家族が増えた(*^_^*)と。喜んでありました。
そして、私自身は今日、もっともっと一緒に踊りたい!祈りたい!という思いが強くなりました。私も一歩前進します。ありがとうございます。
おはようございます。報告ありがとうございます。
こども達が自分の想いを伝えたいという気持ちが伝わってきます。
ありがとうございました。