今日は名古屋の大学でのステージでした。
ここはもう3年も連続して呼んでくださっている、本当にすばらしい先生たちのいる学校です。その一人は震災支援で3年もいっしょに頑張った宗貞研(通称けんけん)のお父さんが教授をしている学校でもあります。
今日は3番です。
でも本当は4番。今年に入って「地球のステージ」は従来の4番を3番に、5番を4番に、6番を5番に、そして従来の3番は6番となりました。だから、ジャワ島が出てきて、自転車日本一周篇が出てくるバージョンでした。
この大学では「地域創造研究所」という組織体が呼んでくださっているので、地域力を引き出すと言うことを勉強しています。それに沿った語りを組み込みながら、ステージをすすめていきました。そして今日も地域の皆様がたくさんいらっしゃっていました。意識の高い高校の先生、地域で住民支援活動をしている方。そして協力隊のOVの皆さん。質問の時間ではとても質の高い質問が飛び交い、さながらシンポジウムのようでした。さすが日本第三の都市、名古屋。意識の高い人が多いですね。
しかし僕はずっと気になっていました。
上から3段目、白い服を着た男子学生2人。最初からつまらなさそうに入ってきて、直前までおしゃべりが止まない。そして暗くなって始まったら、ひたすら寝ている。机に突っ伏して寝る寝る。途中ミサイルの着弾の音などではむっくり起きますが、すぐに寝る。そしてついに途中で片割れの男はそそくさと出て行ってしまいました。
明かりがついてその残った男子学生を見ると身体全体が斜めになっていて、さもやる気なさそう。
がっかりでした。
高いお金を親に払ってもらって、大学に来ているというのに全くやる気なし。さぞ毎日がつまらないのか、まじめな授業に拒否反応があるのか。いずれにしても大学生になっても「気づけない」人間です。
最後に今日の司会をとった御園先生が質問されました。
「最近の大学生を見ていると、全く目標もない、夢もない。広い世界を見ようともせず、目先のことにとらわれて世界が小さい。そんな大学生にどんな言葉をかけるといいのでしょうか。」
これは大学の教員として、本当に切実な問題なのだと思います。もちろんすごい意識の高い学生さんもいると思います。しかし、受験の苦労もなく、学ぶ意味にも気づけず、惰性の延長。だらだら流されていくだけの大学生が実はたくさんいるのかもしれません。
よほど専門職を身につけるために専門学校などに行った方が、夢が見えてくるかもしれないけれど、変に「教養」などを勉強する環境に入ると、全くふやけた生き方になってしまうのかもしれません。
おそらくこの2人は「難しい内容になったら、”寝る”」という習慣で授業に臨んでいるのだと思いますが、高い学費を払い続けている親の身になってみろと言いたくなりました。
大学はぼんやり過ごしたらあっという間に全く成長できずに4年が過ぎるし、気づけばいろんな可能性を伸ばすことができる。いよいよ、大学教育というものに興味が強くなってきました。
今後、「地球のステージ」は大学を現場にどんなことができるのか、模索していきたいと思う出来事でした。
帰りに時間が合ったので、いつものようにJICA中部、地球広場に寄り「地球案内人」の皆さん(ほとんどが協力隊のOVです)と再会して、レストランでとびきり美味しいエスニック料理を食べて名取に戻ってきました。
JICA中部は本当に居心地がいいです。みんないつもすばらしい笑顔で出迎えてくれるし、利用しやすい。これからも中部地方の国際協力の「核」として、活躍していってほしいです。
桑山紀彦
「今、生きている時間を大切にしてほしい!自分の時間も、人の時間も、大切にしなければ…」と、思えるように、小さな子に伝わる言葉で、私の知っている限りのことを伝えています。
私自身を振り返っても、怠惰な学生生活を過ごしてしまった…と。
今、世界、自然…と心が乱れる悲しいニュースが流れてきますが、『明るい未来を信じて、できることからやる!』と気持ちを込めて、♪ビリーブを歌っています。
みんな、瞳の輝きを失わず、すてきな笑顔でいられますように☆彡
そうだったんですね。
それは残念でした。
日ごろ大学生と触れ合う機会がないので、こちらの大学で学生さんとともにステージ観せていただくのを毎年の楽しみにしております。
愛知県はただでさえ地球のステージが教育現場に浸透していないように思うので、私もずっと切り口を探しています。
保護者としてPTAに入れば物申しやすいのか、私立全体の父母懇の方がいいのか様子を伺っていますが、大きな組織を動かすのはなかなか難しいもんですね。
個人で1人で活動すれば、規模は小さくなりますが心が通う濃い方が集まってくださる‥まずはそこからと思って、今は小さく動いている状態です。
いつか来ると言われている愛知県周辺の地震のために、地域力を高め防犯防災に備えたいです。
桑山さんんが最も忌み嫌う人種と出くわしましたね。
爪楊枝を動画に投稿して逮捕された19歳と大差ないがっかり人間ですね。
こうした無未来的な人間があとを絶たない社会の将来が心配です。