居場所とは?

今日は富山市にある富山国際大附属高等学校(通称国際高校)のステージでした。
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 考えてみると今年で10年目。非常に長く続いている北陸唯一の学校です。それを仕掛けてくださっているのは、現在校長先生になられた倉田先生です。最初は教頭先生だった倉田先生、その後副校長、校長となられて現在国際高校の中核を担っていらっしゃいます。

 今年から1年生みんなにiPad Miniを導入し、授業にタブレットを持ち込むという革新を行ったりと、とにかくこの少子化の時代に「責め」の姿勢ですばらしい私学つくりを成功させてきた立役者です。

 その倉田先生が気に入ってくださっている「地球のステージ」は10年前に倉田先生が始めてみられた際、

「心が洗われるようだった。身体の中にたまっていた毒素がすーっと抜けていくようだった。」

 と感じてくださったそうで、それ以来かならずこの12月の時期にステージが続いています。

「生徒たちに暖かいものを感じてほしいと思って続けているこのステージ。うちの学校がほとんどぎすぎすした問題が発生しないのは、実は”地球のステージ”のおかげだと思っています。」

 ありがたいことです。
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 今日も実に立派に生徒さんは聴いてくれました。

 そして、10年目で初の座談会。1年生~3年生まで30人近くが集まってくれて、活発な意見交換が始まりました。
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 そして1時間後、最後の質問をしてくれた男子生徒は、

「桑山さんにとって、居場所とは何ですか?」

 すごい質問ですね。高校2年生がしてきた質問です。

 しばし考え、

「普通は、安心できる場所、心許せる場所、となるだろうね。でも僕はそこにもう一つ意味を加えたい。それは、自分の発展を促せる人たちが集う場所としたい。忌憚なく、自分の良くないところを言ってくれる人がいたり、”この人に負けたくない”と思えるような人がいてくれたり…。自分を発展させたい、もっと良くしたいと思わせてもらえるような人たちとの集まりを”居場所”と呼びたい。」

 自分でも、意外なほどに素直に伝えることができました。

「その意味において、みんなの居場所はこの”学校”だと思う。時に注意されたり、反省したり。でも時に”頑張ろう”と思えたり、”負けたくない!”と感じることができたり…。みんなにとって、この学校が自分をよくする機会を持つ”居場所”でありますように。ただ単に安心できる、甘えられるところだけが居場所ではないと思う。」

 そう伝えました。

 僕たちに、そんな居場所がありますように。

 そんな意味では、私桑山にはたくさんの居場所が持てるようになりました。「地球のステージ」のおかげです。先日の島根のみんなとのつながりは、まさにその意味において、

「もっと良いステージを創っていきたい」

 と思えることにおいて、すばらしい居場所だと、改めて思いました。

桑山紀彦

居場所とは?」への2件のフィードバック

  1. 深く考えていませんでしたが、今日のコメントはすーっと気持ちに入ってきました。
    自分にとってのいい居場所とは、自分だけのものでなく人と共有すべきもの、作る努力をすべきものと云うことことですね。

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