ガザへ

今朝、仙台空港を飛び立ち成田空港に入りました。
 朝からすがすがしく、長い雨のあとの澄み切った空の中、飛行機はいつもと違って海の方へ離陸していきました。
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 風の吹いてくる方向に向かって飛行機は飛ぶので、通常午前中は山の方向へ向かって飛ぶのです。でも今日は海の方へ向かっていました。
 この方向で飛んでくれると、閖上がよく見えます。今は夏草が茂り一面緑色に染まっている閖上。とっても美しいのですが、でも本当は5000人の人が暮らす家があるはずのところに、草が生えているのです。切なくなります。
 しかし、今日の飛行機はそのまま海岸線を南下して、2011年3月11日以前がそうであったように、なんと福島第一原発の横を飛んだのです。あっという間でした。もちろん真上ではありませんが、とてもよく見える位置を飛んだのです。
「まさかそんなはずはない。原発の上や近くは避けて飛ぶだろう」
 と思っていたので、撮影の機会を逃してしまいましたが、確かにすぐ眼下に見える航路を飛んだのです。
 そういえば報道で、9月15日から国道6号線が全面開通となるという記事がありました。そう、原発のすぐ近くを通る国道を通ることができるようになるのです。
 これは、放射線量が下がってきているとことなのでしょう。
 緩やかに、でも確実に良くなってきているような感覚を覚えました。
 そして成田空港ではTBSの取材。
 系列局の東北放送ディレクター、佐々木さんが「ニュース23」の枠を狙おうと頑張ってくれているものです。
 ニュース23と言えば膳場キャスター。
 2009年空爆の時は成田空港からスタジオ直行で初めて逢いました。
 津波で被災した時は「地球のステージ」の事務局まで来て下さいましたね。
 どんな形で報道さえるかはわかりませんが、いずれにしてもガザがどうなっているのか、ちゃんと報告することが大切だと思います。
 それは「子どもの視点から」そして、「心のケアという視点から」です。
 皆さんのご支援に応えられるようなまずは報告を。そして活動の活発化を成し遂げてこなければなりません。
 今から出発します。
桑山紀彦
 

ガザへ」への3件のフィードバック

  1. 今の閖上。夏草で緑の閖上。ここに家が建ち、街が出来る日が遠からず来るのでしょうね。
    気をつけてガザに行ってらしてください。

  2. くれぐれも無理をせず、無事に帰ってきてください。
    こどもたちの視線でのレポート、心のケア、本当に
    ありがとう。よろしくお願いいたします。

  3. 当時の報道とかけ離れた生々しい吉田調書。
    天災も紛争も大きな犠牲と目に見えない不幸をもたらす。
    地球のステージみたいなコツコツ積み上げる活動が世界中でメジャーになる日が待ち遠しいです。

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