今日は久しぶりに岩沼おやこ劇場のステージでした。
おやこ劇場、子ども劇場はかつて全盛を誇り、実にたくさんの組織体が全国で活動していました。
しかし、少子化の影響や、メディアの発達、様々な要素で年々減少し、今では存続されているところがずいぶん少なくなりました。
でもそのコンセプトは、「どこに暮らしていても、子どもたちにいいものを見せたい」というはっきりとしたものであり、すばらしい活動体だと思っています。妙な時流に流されないで、これからも継続していってほしいと思いました。
岩沼おやこ劇場のみなさんとはもう10年来のおつきあいで、名取に引っ越す前、山形の時代からつながっていました。やる気あのある「岩沼」のみなさん。その後ともに津波で被災して、その岩沼市の玉浦地区の泥だしを手伝うとは思いませんでした。でも、クルマで行けばもう10分ほどでついてしまう岩沼市の被災地はまさに名取の被災地と接していて、同じ被災地域としてがんばって来れたように思います。
今日はあえて、震災4部作の4部目、「復活篇」を公演しましたが、大川小学校の取材をしてギャラクシー賞を取った東北放送の佐々木さんというディレクターさんも来てくれて、いい雰囲気でした。
「忘れては行けないことを、きちんと伝えていく」
それは「復活篇」の内容ですが、改めて被災地で行う「地球のステージ」の意味を感じました。
また、呼んでくださいね!
桑山紀彦
復興の遅れが取りざたされる時に、被災地での公演はものすごく大切なことだと思っています。
どれほど人々に勇気を与えたことか計り知れません。