5月5日、友達の山口ともさんが名取にいらっしゃいました。
ともさんとは古いつきあいですが、廃材を楽器に変えていくその手法を学び、「心理社会的ケア」に活かしてきました。その点において、廃材打楽器の師匠である山口ともさんが名取で公演してくれたのです。
今日は最初の40分、ペットボトルでシェーカーをつくる「ぺっかーつくり」と、懐かしい写真フィルムのケースを使って鳥の鳴き声をつくるワークショップを行った後、演奏会に入りました。
今日はともさんだけでなく、3人のユニットで構成されている「Ticobo(ティコボ)」の公演になります。
ともさんの奇想天外な発想力によって、ティコボ星から来たトゲトゲ星人という出で立ちでの登場でした。
早速一番前の女の子が泣き出し、
「早くも被害者を出してしまったか・・・。」
とともさん、ひるむ様子もなく公演を続けていきます。
もう僕たちが定番としている「がれっ琴」の元となった「なんでもっきん」は音階をもつ廃材でつくられた木琴です。
ペットボトルの「ぺっかー」も健在です。
がっれっき演奏会のワークショップに入った2012年5月くらいに、ともさんを呼ぼうとしたのですが、都合がつかず断念した経緯がありましたが、こうして名取に来てくれました。
ともさんがすごいのは、そのとどまらない発想力。そして子どもの心。
これで僕より6つも年上ですからね。ひたすら若いです。
そして28歳の娘さんの他に、7歳と3歳のお子さんがいるという、これまた人生そのものも奇想天外なともさん。いつまでも元気でこの活動をずっと続けていてほしいと思っています。
皆さんの街でも、「ともとものがらくた演奏会」の公演をお考えくださいね。
桑山紀彦