今日は、明ちゃん、アイダ、サビーヌとともにロスパロスを目指しました。
その街は東ティモールの東の端。誰もが美しいと語る街ですが、この14年間で1回も行ったことはありません。
クルマで6時間以上はかかるその街を撮影で目指すことにしました。
10年ぶりに改編する「東ティモール篇~燃える街の灯」のビデオ映像は過去のアカペトの映像も使いますが、現在の東ティモールのフルハイビジョン映像を使うことにしています。
(美しい田園の風景と海。これが東ティモールの東側です)
そのあまりに美しい自然、優しい人々をフルハイビジョンで描くには、すべて撮り直すしかありません。
早速灼熱のディリを出て、海岸線をひたすら東に向かって走ります。その道すがら、実に美しい風景に出逢っていきました。
なんと美しい海岸線、そして人々でしょうか。
そしてついにロスパロスにつきました。
そのこじんまりした街は、アイダもほとんど来たことがなく、サビーヌに至っては初めてのようでした。
まずは東ティモールの伝統的な建物を配した公園に行きましたが、そこにいる若者たちが何とも無礼なのに驚きました。平気でこっちを中国人と揶揄してきます。スレた若者もいるもんだなあ、と思いながら向こうから歩いてくる高校生の集団にカメラを向けると、なんとそのうちの二人が平気でタバコを吸いながら歩いてくるではないですか。
思わずアイダに、
「この国は高校生、タバコ吸っていいの?」
「んなわけないでしょ。世界共通で高校生はタバコ吸っちゃダメだよ!」
「でもほら、そこの高校生、タバコ吸ってるじゃん!」
「…(アイダ絶句)」
こんな地域もあるんですね。
僕たちが深く関わっているエルメラ県の人々は本当に笑顔がすてきで優しく人見知りしません。でもロスパロスはみんなぎすぎすしていて他人に警戒心が強いように思えてなりませんでした。
やはり東ティモールを語るのであれば、いろんな地域に出向かなければならないなあ、と思いました。
そんな中、ディリに戻る途中のバウカウに泊まっています。ここは我らがアイダのお母さんの故郷です。アイダは高校時代をここで過ごしました。そう、その高校の図書館の本のすべてを読み尽くしたというその高校、明日訪れてみます。
とりあえず休息その一日目は、ロスパロスへの長距離旅行でした。
桑山紀彦
美しい景色ですね。そして三人の笑顔がとっても素敵です!!!
今朝、ソロモン諸島で地震があったと言っていましたが、そちらは津波、大丈夫だったでしょうか?
05年に、私が東ティモールに初めて行ったとき、シスター梅本さんと、元助産師の藤原さんという方たちとお会いしました。
これから、「ロスパロス」というところへ行くとおっしゃっていました。
ディリから、8時間ほどかかるそうで、日本人はもちろん、海外の方たちもほとんどいないとのことでした。
「田舎なんですよ。」とおしゃっていました。
日本で8時間かかるところって、どこからどこまでなんだろう。